明けまくり、遅すぎではありますが、謹賀新年!! 今年も宜しくお願いします。
仕事は4日からしていたが、新年早々飛び込み営業をするわけにもいかず、既存のお客さんとこでだらだらと話しながら、遊んでいる感じの1週間を過ごし、今週からまたばりばり飛び込みで法人開拓をしている。
正月から雪景色の越中であり、気温も低い。ここ数日は氷点下で車のガラスはばりばりに凍っている。お湯で溶かしてからの出勤と相成った。
雪道の運転自体はたいしたことはない。多少渋滞気味になるが、音楽を聴きながらなので全く苦にならない。
轍で出来た軌道をゆらゆらしながら走るので、二日酔いを助長するきらいはあるし、道幅が広く感じるので、間違って側の用水なんかにはまらないように注意するだけだ。
怖いのは路面の凍結によるスリップである。普通に滑る。新品ブリザックをしていようがいまいが、スケートリンクを走っているようなものなので、凍結路面でブレーキを踏めば、それなりにエキサイティングなロックオンで、車が無差別な方向に発射される。
俺は元々、スピードは出さないし、車間距離も長く取る。高速道路でも120キロ以上出すことは皆無であり、大体100キロくらいのスピードで左車線をジェントリーに走る。
車間距離は一般道でも高速道でも、教習車並に取る。
別にのろのろ運転ではない。道路状況の空気を読んだ上で流れにのって、穏やかに走っている。
別に冬の運転だけに限ったことではないが、やたらと煽って車間距離を詰めたがる運転手がいる。俗に言う、「煽る奴」だ。
確かに俺も、制限速度50キロのところを20キロで走って、急にブレーキ踏んできょろきょろするマイウェイ高齢者には、戒めも込めて適宜な車間距離まで詰めて、さっと追い越すことはあるが、普通の流れに沿って走っている車を煽る機会はまずない。
高速道路では笑えるくらいの奴がいる。追い越し車線を狂ったように車間距離を詰め、右ウインカーを出しながら「どけどけど気~~~こら~~!」と言わんばかりに走る奴がいる。羽根の生えた車に多い。
わからないでもない。スピードを出したい人にとってみれば、追い越し車線は車の速度性能を体感する国内唯一のレーンであり、そこをちんたら走っている前方車がいたら、「頼む、どいてくれ!」という心境にもなるだろう。
だが、一般道、それも氷点下の状況でも煽ってくる奴がいる。
これは紛れもなく白痴である。医学的処方が必要な輩である。
新年早々2回煽られた。
バックミラー越しに、後方の奴の必死な形相が見える。凍結路面の片側1車線での出来事である。
あんまり背後霊みたいに後ろにくっつくので、お祓いの意味を込めて左ウインカーを出してあげたかったのだが、寄せる路肩は積雪であり、車を雪の壁に寄せるのも躊躇して、バックミラー越しに、「他人を巻きこんではダメ!もうちょい行ったら自爆スペースあるからそこまで辛抱しられ!」と憐れみの言葉をつぶやく。
ところが彼はブオ~~~ン!と轟きながら俺を追い越した。
追い越して10秒後に信号で止まった。後ろに俺が止まる。
何だかとてもバツが悪そうに、頑なにバックミラーを見ようとしない。
彼はいきりたって、信号の見切り発車でまたまた轟かせながら発進する。車の尻がゆらゆらしている。数秒後にはもう別の車を煽っているのが前方に見える。対向車線に半分はみ出しながら、「どかんかい!」と言わんばかりの挑発を前方の車に仕掛ける。
その辺りで俺の意識から彼は消えていたのだが、10分後くらいにまた意識に現れた。
高級そうな家の壁に前半分を突き刺した状態で彼の車が止まっていた。煙を吐きながらも轟く車、そこで携帯片手に電話している彼・・・・。
「漫画や・・・あはは。」
どうやら人体に異常は無さそうでぴんぴんしているので素通りしたが、壁に穴を開けられた家主が気の毒である。もう少し走れば、完全なる自爆で済んだであろうに、被害者が気の毒でならない。
車の性能に酔いしれる人がいても構わない。車が大好きな人はいる。車に羽根を生やしても、轟いても良い。多少煽っても良い。
ただ、TPOはわきまえて、せめて北陸凍結路面では自粛して欲しいものである。
新年早々煽られた。
新年早々魚の目が出来た。
深遠なる本厄が始まった。
嬉しい(笑)
明けました。おめでとうございました。
今年もよろぴく!