2010年1月8日金曜日

イッツ・ロック

まずは、ライブ告知から。

1月16日(土) 高岡市「navi」にて、「ほうるもん」ライブ!!! 
20時開場、20時10分開演。 チケット1000円(ワンドリンク付き)

※間に休憩(10分)を挟み、2部構成のライブ。100分以上やります。

自身初の長時間ライブであり、相当気合が入っている。結成3年目、今回のライブで得るものは大きいと思う。都合合えば是非!

「雨垂れ石を穿つ」という言葉があるが、音楽に関しては、この言葉通り、着々と出来てきていると思う。自己基準だが、確実に進歩していると思う。

ところが、仕事に関しては、ここまでの俺の人生、「穿つ」までの持久力がない。仕事に価値観を見出していないわけではないし、すんごく真剣にやってはいるのだが、簡単に言えば、すぐ飽きる、厭きるのである。転職経験はかなり多いほうだと思う。

出戻り職場での営業生活も慣れたもので、成績も良いし、人間関係も快適だし、特別にハードなわけではない。給料もそれなりにもらっている。

基本的にルーティーンな日々に飽きてしまうのだと、自己分析している。お客さんで「うちに来ないか」と誘ってくださる方が何人かいて、ついつい、未体験の場に目移りしてしまう。隣の芝は好奇心を刺激する。

今までの経験上、どこに移っても、そこである程度の成果を上げたら飽きてしまう。

1つのことをじっくり続ける人を尊敬する。羨ましく思う。今の職場で、俺が以前辞めた時に、俺の仕事を引き継いだ人が、今はポスト上、営業トップにいるのだが、社長が彼の不満を俺によく言う。

俺は諌める。「彼は、キャパはあんまりないかもしれんけど、会社に長年尽くしてきた功労者やから、そんなこと言わずに、楽させてあげてもいいんとちゃいまっか?」と。

やっぱ、1つのことを続ける人は偉いのだ。

よく、管理職の人を部下が悪くいう場面がある。「うちの部長、仕事もできんのに偉そうに言う。」とか、「部長なんか、おってもおらんでも会社回るのに。むしろマイナスやわ。」とかだ。

外部からの招へいで、現場経験がない奴、天下りの奴とかに対しては、的確な意見だと思う時がある反面で、たたき上げの人に対しては、仮に仕事が出来なくても、温かく、敬意を持って接してあげるべきだと、最近思う。

長年1つのことを続けた結果としての彼がいるわけで、勤続年数が少ないものが、今の有態だけで簡単に評価出来ることではないと思うからだ。

長年、会社に忠誠を尽くす過程では、それなりに嫌なこともあったのだろうと思う。単なるイエスマンの奴であったとしても、単なる時流に乗っただけの奴であっても、とりあえず会社の礎にそれなりに人柱として尽くしてきた年数、その貢献度合いは、評価してあげるべきであり、それだからゆえ、楽させてあげたいと思うのだ。

やっぱ、「雨垂れでも石を穿つ」人は、それなりに素晴らしい部分があるのだと思う。

俺はまったくない。とにかく飽きる。どこでもポスト的な出世は、最短で登れてきているのだが、根本的に何か欠落している。

困ったものだと言いながら、あまり困っていない。ただ、大人があまり環境変わるのは、地方都市では面倒くさいな~と思うだけだ。

だから、今の仕事を当面はしてみようと思う。ただ、社長には、「いつまた病気出て、どっか行くかわからん。」とは伝えている。

俺が今までの人生で、「穿つ」ってきたことはない。ただ、いつもそれなりの「雨垂れ」は滴り落ちさせてきてはいると思う。

「穿つ」こと、その能力と勤勉さに憧れを抱く。その一方で、「猛烈に垂らす」だけの俺の日々も、それなりに自己評価したいとも思っている。

パパになっても、根本的な生き方に変化がない俺がいる。

団塊の世代の先人は俺の精神状況を見て嘆くだろう。

でも仕方ない。飽きるものは飽きる。金を稼いで、家族を養えればいいだろうと、とりあえず納得している。

息子が1階で寝ているので、起こさないように、トイレに行くときは忍び足をしている。でも流す時に音がする。

そんなこともあって、最近は2階の窓枠に中腰で座って放尿することが多い。かなりアクロバティックな姿勢だ。もちろん家族には内緒である。

連日しているからだろうか、今日見たら、俺の放尿場となる瓦が、少し変色していることに気がついた。
窯物も連日のアンモニ~な責め苦に悲鳴を上げて老けこんだのだろう。今にも溶けそうな按配である。

ははは~~~。穿っている・・。

なんだか自信を持てた今宵の放尿であった。俺も穿つこともあるのだ。通報されるまで雨垂れを落とし続けてみようと思った。

イッツ、ロック! 

2 件のコメント:

ウミヒコ さんのコメント...

その放尿方式、以前棲んでいた駒沢のアパートで常用していました。あれはクセになりますよね。私の場合は便所共同アパートだったので、単に部屋を出るのが面倒だっただけですが…。

で、或る日、放尿落下ポイントに見事なタンポポが咲きまして。自分の分身が花になって「お前も一花咲かせろ」って言ってる気がして、また「お前の人生の花はこのタンポポで終わりだ」とも言われてる気がして、どうにも複雑な心境になりました。ただ、そのタンポポが他人じゃないと思えたのは確かでした。

管理猿まえけん さんのコメント...

ウミヒコ氏

おお、何と美しく芳しい話だ!タンポポが放尿場から咲く瞬間見たら、嬉しくて気絶しそうっす。うちも咲かないかな? 瓦やから無理かな?(笑)肥料としてのグレードは高いねんけど・・・(笑)

共々、視点がイッツ・ロック!