2009年4月30日木曜日

健康診断を受ける

健康診断に行ってきた。サラリーマン塾講師を辞めて数年経っていたので、会社の金での健康診断は久しぶりである。

一般的な身長、体重、視力、聴力、検尿、採血の後、心電図やら胃カメラやらレントゲンをした。

持参物として便検査のキットを2日分持参した。

便検査のキットであるが、歯間ブラシみたいなブツを、マイ便にツンツンして取るやつである。2日にわたって、便器に専用紙をひいて、ツンツンした。

汚い話で恐縮であるが、1日目のツンツンは、ツンツンし過ぎて、ブラシの上部まで茶色に染めた。きっと検査技師の中で、苛立ちの対象になる被験者であろうと思う。

ただでさえ快便の身、バリウム飲むと、即リーチがかかるので、胃カメラにした。カメラ挿入に際し、口と鼻の選択肢があったのだが、迷わず鼻にした。理由は経験がないからだ。痛そうだが初体験に興味をそそられて即決!

鼻に麻酔薬を注入され、医者にカメラを突っ込まれた。激痛が一瞬あって、すぐに咽に到達。「ごっくんして!」と言われてごっくんしたら、シュルシュルとカメラが内臓に入っていき、目の前に俺のホルモン映像が映る。

実に綺麗で、「上ホルモン」を焼肉屋で注文しても、ここまで美味そうなホルモンはないと思えるくらいの綺麗なホルモン・・。我が内臓ながら惚れ惚れした。先生にも「綺麗だね」と褒めてもらって、何だか変な照れを感じた。

今日行った、会社の指定病院であるが、便検査の結果以外は即日で出る。採血分析のスタッフが院内に常駐しているのだろう。その分待ち時間は少し長めだが、待っている間に、肩凝り、腰痛対策のストレッチ指導をしてくれたり、なかなか配慮のある病院だと思った。

昨日はゴルフ帰りに打ち上げで、焼き肉を食いまくり、ビールを浴びるほど飲んだ。今朝もタバコを吸い吸い、砂糖たっぷりのコーヒーを飲んだ。

健康診断受診に際しての行動ではないが、常々、「ありのままを見てもらわなければ健診にならない!」というのが俺の持論だ。

種々の検査を終えて、診察室に入った。先生は、「何の問題もありません。健康です。」と一言もらして、次の人のカルテを手にしだした。

俺の働いている会社の、35歳以上のやつらは、「死期が近い」やら、「もう最終警告です。」やら、強烈な言葉をかけられている。手厳しい診察で有名な病院が、上記の診察をなさるものだから、西洋医学的には俺は健康なのだろう。

なんだか拍子抜けした。40歳手前にもなれば、何かひっかかるくらいが、勲章みたいに感じていたのだが、実に健康。

おまけに、昨日のゴルフの筋肉痛もしっかり翌日に出ている。

別に、今日の診察結果を聞いて、慢心するとか油断する気は無いが、酒飲み、不規則、タバコ吸いの俺がどうして問題ないのかが不思議で仕方がない。

健康体の割には緑内障の手術はするは、交通事故には遭うは、それなりに生命、器官のピンチにはさらされているので、健康というものにも、小学生並みには配慮している(ほとんど配慮にならないのだろうが・・・)。

問題は、便結果だ。以前、便に血が混じっていて、5段階のワースト結果数値を食らったことがある俺だ。こればかりは、結果が届く日まで油断できない。

前回は「要再検査」で肛門からカメラを入れられて診てもらったが、異常はなく、単なる「痔の疑い」で終わったのだが、今回はどう出ることやら・・・?

だいたい、昨日にユッケを2人前食った俺だ。潜血ないほうがおかしい気がするのだが、こればかりは、健診結果でひっかかりそうな気がする。また尻からカメラを入れるのも人生経験上、悪くはないと思っているが、ぎょう虫だけは勘弁して欲しい。

昔に、セロファンみたいなブツを尻に貼るものが便検査のスタンダードであった時代、俺は犬糞で出して、ギャグにもならないお叱りを受けたことがある。その祟りは今でもある気がする。

たかが検査キットごときの結果で判断する数値が、健康の正常な尺度ではないと思う。だが、西洋医学の結果で白であったことは喜ぶべきだろう。慢心せず、油断せず、安心もせず、今まで通りの新陳代謝をくり返して、生の喜びを享受していきたいと思う。

余談だが、今日の健康診断を受けた病院の更衣室にパンツを忘れてきた。ノーパンで気が付かず、家に帰って気が付いた。そういえば、下半身がフリーダムな気分であった気もする。

脳診断を受けてみたほうがいいのかもしれない。Oh,No!

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