2010年11月3日水曜日

やれば出来る男

まずは、先週土曜日の「ほうるもん」ライブへお越しくださった方々、ほんまにありがとうございます。

ライブ終わった後にステージ前で声をかけてくださる方々がいたり、楽屋までの戻り道を花道みたいにして拍手で迎えてくださったり、あまりに温かい声援に調子に乗ってしまいそうだった。

ドラムの脱退により、第1期ほうるもんの最後のライブであったためか、めちゃめちゃ気合は入りまくりで、空回りしたのかしていないのかもわからず、ひたすら純粋に炸裂できたライブだったと思っている。

結成丸3年の「ほうるもん」、最初はアウェー感バリバリで、誰とも話をせず、知り合いもいない中であったが、色々なところに出させていただいて、それなりに好意的に受け入れていただき、音楽友達も多く出来始めた。

この時期のメンバーチェンジは非常に残念だが、切り替えも早く、ドラマーとは「帰ってくるな!」と餞の言葉と共に名残を惜しんだ。

今週土曜日は、福野町「さむでい」にてライブ。

こちらは、ドラムレスの3人編成でやる。何をやるかも決めていないが、しばらくのテーマは決まった。

「ハード・フォーク・ほうるもん」である。

どんな展開が待っているかはわからないが、早くも再始動した。

ライブから3日しか経っていない昨日、ドラムヘルプとして、凄腕ドラマーを迎え、今月23日の「アーチスト」ライブに向けたリハをした。

リハといっても、いきなり曲を演奏して、合わせていただくものであり、後は当日リハだけという無謀な日程だ。音量を下げ気味にして演奏することになると思う。
それにしても、知らない曲の構成にサクッと合わせるすごい力量にはびっくりだ。
こちらは、「ジェントル・ノイズ・ほうるもん」というテーマでいきたい。

ヘルプドラマーは忙しい方であり、今後週一リハは難しそうな感じ。正式なメンバーとしてどんなドラマーを迎えることになるかわからないが、良縁に期待したい。

「骨太・スルメロック・ほうるもん」の新しい門出を迎えたい。


先月はたくさんCDを買った。行きつけレコード屋ご主人から充分な試聴機会を頂いての購入であり、どれもこれも素晴らしいアルバムだ。

① Neil Young「Le Noise」

国内盤発売日を待ちきれずに輸入版で購入。またまた名盤。バンドなし、オーバー・ダブもなしのアルバムだが、強烈に素晴らしい。ダニエル・ラノワがいい仕事をしていて、ドラムレス、ベースレスを感じない重厚な仕上がり。曲も素晴らしい。ミーハー感覚を揺ぎ無い根っこで包みこんだ二―ル翁の嗅覚と行動力に脱帽である! この翁、やはり尋常ではない!


② eels 「Tomorrow morning」

10年前くらいに、「Daisies of the Galaxy」をジャケ買いして、強烈な絶望まみれの明るさが気に入り、その後のリリースが気になっていたのだが、資金的に購入優先順位にならずに、その後のアルバムはパスしていた。だが、新譜が目に入り、試聴するとこれまた実に暗い(笑)。歌詞はまだじっくり聴きこんでいないが、この10年間にリリースされたアルバムをまとめて追いたくなった。


③ Son Volt 「American Central Dust」

元「アンクル・テュペロ」のメンバーだったおっさんだが、同じ、元「アンクル・テュペロ」のジェフのおっさんが作ったオルタナ・カントリー(このカテゴリーがよくわからないが)の雄「ウィルコ」に俺は激しく傾倒していた。ところが、流派は違えども同じ源流、聴かずにはおれないと、ずっと購入候補に挙がっていた1枚。
う~~ん、実に田舎臭くて良い! めっちゃカントリー。日本でこんな田舎臭いかっこよさ持ったバンドがあるのかしらん?とこれまたまとめ追い対象に!


④遠藤賢治バンド「不滅の男」
ノーマル・テープのような録音状態から感じる魂が激熱!

⑤ Yo La Tengo 「Popular Songs 」・・・・この人たち外さない! Good!

⑥ 小坂 忠 「コネクテッド」 
 Kyon,高橋幸宏、佐橋佳幸とメンツが強烈!! 真似出来ないけれど素敵!


他にも何枚か買った。

薄っぺらいミニかまぼこみたいなブツを使って、電波で音楽を購入して聴く形態が流行っているため、CDが売れなくなっているらしい。

そのおかげで、俺のような、円盤がないとダメな人間には、名盤を廉価で購入できる良い時代が来たと思う。

自分の車を仕事で使うようになって、音楽を聴く時間が飛躍的に確保できるようになった。
ならば、どんどん名盤が購入したくなるのは当然だ。

1枚でも名盤を手に入れるために、とっておきの倹約方法を実践し始めた。

なんと、断酒!!! 22年間ノン・アルコール日のなかった俺が、昨日、生まれて初めて酒無しで寝た。今日も飲んでいない。オンかオフ、マックスかミニマムしか無理で、中間設定がない俺、休肝日なんてレベルでは絶対に無理だ。

これでタバコも止められたら、月に20枚はCDを買えるだろう。

厄年も近づいてきたことだし、健康管理のためにもちょうどよい!

類稀なる意志の弱さを持った俺だが、昨夜と今夜の断酒は自分でもびっくりしている。辛くなったら、「息子の成長を1日でも長く見届けたい!」と思うようにしている。

不摂生によって内蔵がいかれてからでは取り返しがつかない。この調子で断酒、禁煙を進めることが出来たならば、俺の「ほうるもん」は今後ますますよくなりそうだ。

俺はやれば出来る男かもしれない。

   

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