2008年10月10日金曜日

プラス思考

本日の眼圧は再び40超え。正常値の倍の数字であり、測定しなくても自覚症状でわかるようになってきた。起きた時から右目にかすみがかかり、明らかに眼が重いのがわかる。体は単純なもので、手術という話があった日から自覚症状がはっきりしてきた。

病院で点滴治療をする。すぐに眼圧が下がりだすのがわかるようになってきた。目の前からかすみが徐々に取れていき、終わる頃には通常の視界になる。それでも測定すると30くらいあるので、正常値からはほど遠い。

おそらく、徐々に進行していたから気づかなかっただけで、俺の右目の視界は、正常値の人よりもだいぶ曇った状態がすでに続いていたのであろうと思う。そういえば、嫁が色白に見えていたが、そういうからくりだったのかと納得する。

手術の概要を説明いただく。18日の土曜日の朝に病院に行き、手術自体は数十分、午前中に終わるらしい。昼食は病院で出してくれるそうで、「うどん、そば、ラーメン、サンドイッチ、何がいいですか?」と聞かれた。俺は迷わず「ラーメン」と答えた。何だかほのぼのした瞬間だ。

手術翌日から1週間の点滴通院があるそうだ。手術自体はリスクがほとんどない、既に臨床例がたくさんあるスタンダードな手術らしい。術後に目にばい菌が入って化膿することが怖いので、毎日通院時に消毒もするらしい。

手術当日は眼帯をして、安静を必要とするが、翌日からは2時間くらいの読書も可能だとのこと。3日目以降に首から下の入浴が可能になり、運転もできるらしい。目を固定するゴーグルでなくても、サングラスなんかで代用できるらしい。

土、日と仕事を休むが、もともと土・日は補習、質問対応日なので大きな影響はない。月曜からは通常授業に穴をあけずに勤務できるとのことだ。

ただ、サングラスをして授業することになるので、生徒にばればれになってしまう。恐ろしくサングラスが似合わない俺は笑いものになるだろう。たまらない・・・。保護者はびっくりされるだろう。三下ヤクザみたいな風貌の講師がいる塾って、笑えない・・・。

先生に、「手術中は意識を失わせてくれるんですか?」と聞いたら、「普通に意識ありますよ。」とのこと。「そこを何とか気絶させてください。」といったら、変な沈黙があり、手術説明に入られた。無視かい!

目の下の水の通り道に棒を突っ込んでグリグリとキレイキレイするみたいだ。それでも眼圧が下がらない場合は、通り道の横にバイパス工事をするらしいが、今回はおそらく詰まりもの除去で済むだろうとのこと。

「今回は????」 手術アゲインあるんかい? おそるおそる聞いてみた。「何とも言えません。」との医者的模範コメントで処された。

術後の注意事項に、「喫煙5日間禁止」、「飲酒7日間禁止」なかでも、「禁酒は厳重にお守りください。」と書かれていた。

ここ3日間、思考は手術一色であり、とにかく煮え切らない時間を過ごしていたが、こんな時こそプラス思考でいこうと思える注意書きだ。

自分の意思で休肝日を設けることが出来ない、意志薄弱な俺に神様が与えてくれた自愛日だと思うようにした。思えば、18年間休肝日無しの生活にピリオドを打ってくれたのも、交通事故の入院だった。それから2年弱、再びノー休肝日体制になっている、俺の内臓を労わっての目疾患だと思うようにした。

たばこも禁煙失敗を繰り返してきた俺だが、今回また懲りずにトライしようかと思う。お目目に意識がいったら、禁煙において1番辛い5日間を、うまく過ごせそうな気がする。

あはは、やればできるやん! 手術注意書きを見てプラス思考に持ち込める俺は、男の中の男! マン・オブ・ザ・マンだ。 禁煙にやる気マンマンになってきた。

来週の今日は手術前夜だ。さすがに情緒不安定になるであろうが、その日までは穏やかに過ごそうと思う。

プラス思考は続く。この機会に、「eye」に関する慣用句、口語表現なんかを覚えてみようと思い、辞書を開く。

Oh my eye! ・・・怪しいもんだ。とんでもない。まあ驚いた。

one in the eye ・・・ 失望、敗北、大打撃

Mind your eye ・・・気をつけなさい。

an eye for an eye ・・・目には目を。

cannot believe one’s eye・・・自分の目を信じられない。

出るわ出るわ、マイナス思考のドン引き表現集・・・。辞書なんか引くんじゃなかった。

pipe my eye ・・・俺は泣く

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