2008年10月14日火曜日

手術早まる?

緑内障のことは術後まで書かないつもりだったのだが、事態は急転である。

今朝は起きた瞬間から目のかすみがひどく、明らかに眼圧が高く感じた。休日であるが、急患用に病院は開いているので、診察と点滴を受けに行く。

すると両目共に眼圧40超え!!! もう、自覚症状でだいたいの眼圧がわかるレベルになってきている。眼圧の達人だ俺は・・・。

毎月1回、京都の緑内障専門医が来院手術をされるので、それまでの眼圧現状維持でつなぐための点滴であり、診察であったわけだが、院長先生が色んな処方を試みてくださったにも関わらず、眼圧は一向に低くならない。

先生は、「土曜日まで待てない。明後日、金沢大学付属病院に行ってもらうかもしれない。」とおっしゃった。手術の前倒しである。明日には確定するが、土曜手術、水曜手術の確率は半々といったところか・・・。

点滴治療後、とりあえず眼圧は一時的に下がったのだが、夕方過ぎからは目が重い。授業中に板書で上の方を見ると目が痛む。今日は手抜き授業でなんとか終えた。

明後日から手術となると、大学病院は日帰りというわけにはいかない。おまけに片目だけとおもっていたのだが、場合によっては両目もあり得る。入院日数がどうなるかわからないが、あらゆる場合の対処例を同僚と打ち合わせて、何とかシュミレーションする。

もうね~、手術の恐怖なんてのは少なくなってきた。ただ早くこの現状をクリアにしたいというだけだ。どんな手術でも受ける覚悟になっている。手術したにしろ、一生眼圧とはお付き合いしていかなくてはならないようだし、覚悟も決まった。

かすんでいるにしろ、今は光ある状態でなんとか世界を見ることが出来ている。十二分にありがたいことだ。眼圧とのお付き合いなんか、歯磨きみたいな生活習慣になり得るときが来るだろう。

昨日も今日も、世間は休日であるにも関わらず、町の少し大きな開業眼科医の先生は両日共に出勤されていた。点滴中に看護婦さんに、「先生はいつ休んでおられるのですか?」と聞いたら、「休んでいないみたいですよ。仕事が趣味で、診察ない時は専門書を読んでおられる。」とのことだった。

何だか感激した。眼科医としての責務に生涯を費やす偉大な先生に診てもらえるだけで幸せな気がした。

夕方には、「変わった症状はないですか?」とわざわざ電話までかけてきてくださった。世の中に多くのお医者様がおられると思うが、なかなかに少数派だと思う。俺の病状が症状によっては一晩で失明にいたる危惧もある急性緑内障だからかもしれないが、今のところ強烈な頭痛も吐き気もない。仮にあったら救急車で駆け込むまでだ。

目を使ってパソコンを見たり本を読んだりすること自体は眼圧上昇に直接の関係はないみたいだ。だからといって長時間目を酷使することはしないが、活字を追わないと眠れない習性になっているので、町田康『パンク侍斬られて候』を読んで早めに寝ようと思う。

1つ患いを経ることで、貴重な年輪を増やしていけると思う。貴重な体験に感謝する。

明日はかすみが少しでも軽ければいいなと思う。

明日以降、もしかしたらブログ再開が術後になるかもしれないが、再開した折には、自己対峙の貴重なブログの時間をまた大切にしたいと思う。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

大変ですな。
目は口ほどにモノを言うといいますから大切に!
直ったら、かっこええ眼鏡で再デビューしてな!!

管理猿まえけん さんのコメント...

>クガさん

励ましありがとうございます。そうなんです。口より大切な目を病んでまして・・・。

かっこええ眼鏡買って再デビューできる日を楽しみに、お目目と格闘します。

そうそう、昨日、貴殿の「歩く男」を聞いていたのです。何だか支えられたというか、ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

無理するなよ。

匿名 さんのコメント...

↑ヲイラ…。

匿名 さんのコメント...

連投スマヌ。

管理猿まえけん さんのコメント...

>naka兄貴
何とか復帰です。無理はほんましません。色々考えることもあって、後から振り返った時に貴重な入院体験となっていればいいなと思います。