2009年3月29日日曜日

24時間

不覚にも見逃していたおかげで、遅ればせながらの感動! 
俺を「24」中毒にしてくれたラリーさんのブログで見つけたヤフーニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090325-00000006-vari-ent

シーズン7で終わりと思っていた俺は無性に嬉しい。上記ページでジャックさんが言っているように、「脚本家が大変」というのは納得だが、何とかどたまかち割ってでも、素晴らしいシーズンを作ってもらいたいものだ。

合間を見て、「24」の2回目鑑賞は、シーズン2の第4巻まできている。

最初に3ヶ月も経たずに、シーズン1~6までを、猛スピードで後追いした俺としては、2回目の方が、ストーリーはわかっているものの、作品の細部の状況設定、セリフなどを細かく見ることが出来て、まさに鑑賞という気分になる。

見れば見るほど、撮影開始時に脚本構想があってないような状態で、脚本家自体がすごいエネルギーで筋を組み立てたのがわかる。

厳密に見れば、二―ナのショッキングな展開なんかも含めて、出演者自身の演技矛盾が感じられて面白い。

最初、ニーナを演じている女優さん自身が、まさか自分がCTU内に潜むスパイ役に展開するとは思っていなかったのだろう、どう考えてもスパイではない、ジャックの恋人という演技が、シーズン1前半には貫かれている。

だが、この女優さん、最初にスパイを疑われた時点で、脚本がどう転ぶかわからないので、どちらでも対応出来るような無機質な表情を帯びてくる。そして、スパイ発覚後は、まさに邪の鬼面を迷い無く演じている。

メイン出演者に長期的な脚本ビジョンを示さない(示せない)ということが、「24」の成功の大元であると思う。出演者の演技レベルも恐ろしく高い。日本人俳優で、この粋の演技が出来る人がいるだろうか?と思う。

昔から映画もテレビドラマも、連続して次を楽しみに思って見たことがなかった俺だ。ビデオ録画して見た番組なんかもない。

それが「24」をBOXセットを手に入れてまでして、2回目も追っかける心境たるや不思議である。38歳にして新しい楽しみを与えてくれた作品と、映像環境の進化に感謝である。

今日は「ほうるもん」ベースの御大と新曲打ち合わせを兼ねた飲み会。学生時代の音楽談義模様に戻ったかのような、至福の時間を過ごす。

共々家庭を持ちながら、音楽への目覚めに忠実に、謙虚に過激に忠実に鋭角に、音楽が身近にある者同士の対話が面白くないわけがない。

死ぬまでにいい曲を1つでも多く書くこと、1つでもいい映像に出会うこと、1つでもいい音楽に出会うこと、1つでもよい景色を見ること、1つでもいい文章にふれること、1人でも心ある方との関わりを持つこと、この気持ちがあって、それが順調に進捗していく今の状況が、何気に幸せに感じる今日の24時間であった。

2 件のコメント:

ラリー さんのコメント...

うらやましいですなあ...BOX。
ちょっとゴルフ道具や機材故障やアレやコレやに金がかかって購入を躊躇しとりま。密かに中毒症状が不幸にも改善された患者がヤフオクに安く出品しないかと監視中w。

管理猿まえけん さんのコメント...

>ラリーさん

中毒になれて、ラリー様様ですよ(笑)
boxだと、かなり落ち着いて細部を見れます。2回目見ると、見落としが意外とあることに気が付いて、改めて中毒患者の幸せ感じます(笑)