2008年7月8日火曜日

サミット気に食わない

洞爺湖サミットが始まった。警備体制などでの盛り上がりはあるが、外的パフォーマンスに比して、内実は???であり、どうも気にくわない。

だいたい、国連があるにも関わらず、「主要国首脳会議」という趣旨からして気にくわない。
1年に1回の短い時間で議論される話は、しょせん文書間のやり取りや、電信でも十分対応可能なもので、莫大な費用と関連する人たちの労力を考えると、エコとは対極の無駄の極みであると思う。

富山県警からも数百人の応援派遣があったと聞くし、沿道ではテロ防止の検問がなされている。警備させられる警察官の心労やいかに? やめちまえ。

居酒屋での顔見世対談がスケールを大きくしただけのもので、コミュニケーションを実際に会ってとるという面ではプラスの側面もあるかもしれないが、それなら、どっか無人島か誰かの別荘ででもやって欲しい。砂漠でやるのもいいな。島国に上陸するな!

だいたい、続々と訪れる各国の要人達、あんなでっかい専用機があるならば、相乗り折半で来たらいいのにと思う。1国1機飛ばす行動自体が、サミットコンセプトに反していると思う。

砂漠の真ん中に簡易へリポートを儲け、簡易便所を設営し、香具師なんかを派遣して、テントで各国首脳が寝泊りするのが、究極のエコ的パフォーマンスだと思う。会議なんてものは、事前に台本が用意されたパフォーマンスなんだから、もっと質素に出来ないかな?
テントで寝泊り、裸の付き合いで各国首脳が語り明かす。なんて素敵な首脳たちだ。
全ての議題はひとりでに良い方向に向かうだろう。

もし、今のような派手なパフォーマンスを継続したいのであれば、北朝鮮などに乗り込んでやれば面白い。将軍もたじたじになるだろう。もちろん、ショバ代を北朝鮮に払う。しかし、各国首脳が落とす一切の経済利益も含め、全てを将軍の息のかからない国民に配分する。
警備面で多大な心配はあるが、各国首脳が体を張って乗り込む姿に世界は共感するだろう。そうなれば、国連を離れたフライング気味の首脳外交も意味を成すだろう。

だいたい、G5,6,7やら、Gの後に数字が付く会議は、ろくな成果をもたらしてくれない。G5蔵相会議がバブルを膨らませた事例が代表的な例だ。

「サミット」という言葉を聞くと、「桃太郎電鉄」で、嫁にサミットカードを使われ、キングボンビーにとりつかれた、腹立たしい経験を思い出す。俺はそのゲーム、順調にすすんでいたのが、サミットを機に、キングボンビーの邪悪な裁きでマイナスになった。サミットはろくでもないカードだった。
なんともいけ好かないサミットだが、無事に波乱無く、安上がりで終わり、主要国の偉いさんには早くおいとましていただきたい。ろくでもない外交カードにならないことを願う。

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