2007年11月5日月曜日

次男坊

今、富山で組んでいる「ほうるもん」のメンバーは全員次男坊である。

チープは、須佐君以外が次男坊である。

偶然かもしれないが、バンドやっている(続けている、はまっている、溺れている、沁みている・・・)人間で、次男坊である確率の統計をとったら面白いのではないだろうかと思う。

人のことは知らない。しかし、俺は次男坊である。男3人兄弟のの次男坊である。オス度100%の中での純潔次男坊である。

同じ次男であっても、兄弟構成によって千差万別だが、男3人、長男と年子、もしくは2歳違い、その後3年遅れくらいで3男といった形態の次男坊の人を俺は数人知っているが、恐ろしく酷似点がある。

寂しがりや、好奇心旺盛、大雑把で神経質という矛盾を内包するロマンチスト、家訓にそぐわない非行歴あり、口達者、いじめっ子といじめられっ子の両方を体験、人目を気にするポイントがずれている、酒飲み、ギャンブル好き、家庭内暴力経験あり、おかんと敵対→後に和解→親父より情が通う、音楽は様式美と3コードの両極端を好む・・・・。

たまたまかもしれないが、赤子が辿る遍歴を鑑みると、何かわかる気もする。

親の立場にたって考えてみる。

【長男誕生】
誕生は、初体験であり全てが新鮮だ。溺愛も止むを得ないし、少しのわが子の変調にも全身全霊で心配し、労力を全て注ぎ込む。目に入れても痛くない。

【1,2年後に次男誕生】
おおかたの発育過程における事例は経験済みであり、衝撃度では長男に劣る。よって、育児において、ほったらかす度合いが増す(これは親を責めれない)。目に入れない分別がある。

【少したって3男誕生】
上2人は、少し大きくなり、こ憎たらしいことも言い出す時期の赤子は、初心に返って溺愛。目に入れてみようかと再び思う。

俺の分析は、わが身を振り返っての被害妄想ではない。

確かに俺は、兄貴が床にぶちまけたションベンを、はいはいしながら舐めて、舐め終わった頃に、見つけられて憐れみを受けた次男だ。

確かに俺は、生後1年過ぎから2年ほど、大分県の婆さんの家にあずけられた。おかんが体力に窮したからだ。

しかし、被害妄想ではない。重ね重ね言うが、親は大変なのだ。俺もなりたい。(これは今はいい)

次男は、上記の過程を経て、全ての世界に求愛する気持ちが、他の境遇の子よりも強いのではないかというのが、俺の分析だ。「もっと俺を見て・・・・。」男女の恋愛なんかは生ぬるい!目にしたもの、感じたもの全てへの求愛活動を、バブバブ言ってる時期からおこなっているのではないかと思うのだ。科学的根拠はない。しかし、俺の体験は臨床体験だ。科学的だ。

バンドをやる。音楽をやる。これらも実は、大きな求愛活動の一環なのかもしれない。人間だけが対象ではない。自分も含めた全てのものが対象になる。俺のラブソングは、スケールがでかい。

次男の性格分析に追記しておく。「大げさであること」

「次男坊」という曲を作った。タイトルに工夫は無い。しかし、スケールのでかいラブソングだ。
求愛の果ては、幻や破滅かもしれない。しかし、そこにも美を求めてしまう男のラブソングだ。
「北の国から」の、さだには負けない。こちらには詩がある。あさって練習する。

俺は次男だ。求愛活動を行い続ける。バンド人口の次男確率統計はどうでもよくなった。
次男の性格分析に再追記しておく。「吐いた唾のみこめない。」    受難の時を過ごそう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

タイミングがずれていますが、この話題にはコメントせずにいられません。

私は次男坊が好きなんです。
でも、男二人兄弟の二番目ってのが好きみたいです。しっくりきます。

最近ではなかなか次男坊というのも希少なものですから。この数年では新しく次男坊に出会うことができておりません。
もっといたらいいのにな。

管理猿まえけん さんのコメント...

あられちゃん、レス遅くてすまぬ。自分で書いた文を見直さなくて、人から指摘してもらって気付きました。

「次男坊」名曲ですよ。チープでもやるわに。コメントありがとう。