2007年11月28日水曜日

ヤフオクをする

初めてヤフオクに出品した。今までに購入したことは数回あったのだが、出品は初めてだ。別に、相場に詳しくなって、これを副業にしようとは思っていないが、流通の仕組みを出品の段階から一度試してみたかったのと、デジカメで撮ったり、掲載する面倒くささに、自分がどれだけ対応できて、辛抱できるかを試してみる目的もあり、4点出品した。

着ていないコートと革ジャン、CDを2枚だ。CDは巷ではすごく貴重なものであるが、自分にとって音源以上の価値がなかったものを出した。服に関しては、完全にサイズが合わないものだ。

やり出すと面白い。デジカメで写真撮影をして、それをパソコンに取り込んで、アップロードして、コメントを書いて、開始価格を入れるという一連の作業が、なかなか楽しかった。

しかし、4点出品しただけで、一連の作業に飽きた。実に早い。

出品した商品の画像を見ると、俺の足が写っていたり、開始価格が「売る気あるの?」というものであったり、コメントが要点を押さえていなかったり、嬉し恥ずかし初体験だ。

これから徐々に出品することが習慣化するのかどうかはわからない。ただ、俺もこんなハイテクな作業を出来るのだ! ということがわかって嬉しかった。

画像を取ってアップしようとしたら、大きさがどうのこうのと、イチャモンをつけられたので、画像を小さくする作業も、マイパソをいじりまくって、覚えた。 初めて、なんとかバイトやらいう数字が俺の中で意味のある数字になった。

毎月300円近くの登録料と商品1点につき10円くらい取られるが、これも社会勉強だと思って、月1個くらいは出品したい。出品する品にも工夫を凝らしたい。

「誰がこんなん落札するねん!」といったつっこみや、「売買代金よりも送料と手数料の方が高いやんけ~」といったつっこみ満載の品を出したい。

それにしても、流通システム自体が大きく変わろうとしている、壮絶な時代に生まれたものだ。ネット上の取引が増える一方で、リサイクルショップなんかは、すでに市場を確保し、さらにまだ微増傾向にある。そして、まだまだ、市の広報やミニコミなんかでの「売ります」「譲ってください」といった紙上掲示板もある。

選ぶ媒体が多く、リサイクルが一般化することは良いことだと思う。メーカーは苦戦するであろうが、悪い流れとは思わない。俺も、この時代に生きている以上は、色んな媒体を駆使した上で、自分にとって最高の媒体の定期ユーザーになりたい。

音楽なんかは、ネット上のダウンロードとやらをする、板チョコみたいな機械が主流になっているし、テープとCDとMDのウォークマンを持っているハイテクの俺にしても、ついていくのが困難な時代だ。
ミュージシャンは儲からない時代になっているのであろうな~と思う。

色んな出品商品を見ていて色んなことに気が付いた。

CDを売る上で、「帯付き」というのが、非常に重要な流通価格を占うポイントになっていて、それがなぜなのかが不思議でならない。また、国内盤でなければ、特殊なCDを除いては、流通価格はかなり低い。まことに不思議である。

音楽を聴きたいから買うのではないの???? 俺はCDを買った時についている帯がどこに行ったか知らないし、おそらく、ほとんどの帯は捨てていた。なんか書いてあることを一度読んだら、別に必要なものとも思わなかったし、意識もせずに、キャラメルパッケージを捨てるのと同じように捨てていた。
それが、オークションを見ていると、「帯つき」といううたい文句がある。勉強になったが、不思議である。

ネットオークションのヘビーユーザーが、あらゆる分野の相場を認知していて、高く売れる状態の商品を仕入れ、利益を乗せて、最流通させる・・・。このプロセスをこなしている人たちは、心からすごいと思う。何ていうか、一種の才能だ。俺には恐ろしく欠如している才能だ。

見習う気はないが、少しもかじっていないのに、彼らの商いにけちをつけているのでは、単なる高所得者に対するねたみになる。俺も、年商10万円、経常利益1000円くらいを稼げるようにしたい。

何でもやってみるものだ。不満も憧憬も発見も幻滅も、全て味わいながら、余暇の一部を過ごしたい。

何を売ろうかな~? 周囲を見渡す。書棚を探す。ろくなものがない。富士山の石が引き出しにあった。出してみるか??? 「石を売る」・・・。 義春さんのお告げがあった。

箪笥を見る。セコパーツかジャンク品しかない・・・。古書は紙魚で満たされている。もちろん帯はない。しみったれている。鉄くずがたくさんあった。何の鉄か、含有物も含めてわからない。出してみるか??? 「鉄を売る」・・・。 アパッチのお告げがあった。

工夫をするのみだ。売勇伝が出来たら報告する。 ネット上で痛い商品を見つけて、出品者が富山県になっていたら、真っ先に俺を疑って欲しい。楽しいのだ。

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