2008年11月22日土曜日

大掃除の決意

今日は、「いい夫婦の日」だそうだ。わかりやすい語呂合わせだ。
結婚して12年、付き合い期間を含めると人生の約半分近くを嫁と過ごしていることになる。血は繋がっていないけれど、完全なる肉親だ。

結婚前の俺は、料理は全くせず、洗濯は、洗いはするけど、干したりたたんだりはせず、地べたに放っておいて、自然乾燥を待っていた。湿気った畳に黴が生えたこともある。

だが、部屋の整理はしっかりしていた。好きなレコードジャケットを壁にかけ、CD、書籍はしっかり整理し、埃も1週間に2度は金鳥サッサで拭き拭きした。テレビも空調もない部屋だったが、実に快適な空間であった。

自慢じゃないが、俺は職場においても、整理能力の高い男であり、机は誰より物が少なく整理されている。事務処理においても神経質ではないが完璧な処置を施せていると思う。

だが、家庭内においてはどうか?? 結婚してからは全く掃除をしなくなった。嫁がしてくれるからと任している間に、掃除機がどこにあるか、雑巾1枚取り出すのにも、どの引き出しに入っているかも、わからなくなった。2人でアパート暮らしをしている時は、休みの日に嫁が掃除している間は、俺は邪魔をしないように隣のパチンコ屋で博徒と化していた。

その後、嫁親と同居を始めて7年目になるが、同居してからは、ひたすら義母が共通の生活空間の掃除をするので、嫁は俺たちの空間である2部屋だけを、ワイルドに掃除するだけになった。義母が他の部屋を掃除している間、俺達は遊びにいったり、寝ていたり、すき放題している。

すっかり掃除する習慣を無くした俺は、とにかく物の整理が出来なくなった。CDはラックに整理もされず、どかんと重ね置きされ、聞きたいCDを出す時にかなり苦労する。

もっと乱雑なのが、書籍だ。押入れの中に未整理状態の3段ラックが3つ、2回の踊り場に乱雑な文庫本書棚と(写真)3段ラックがある。それに、読んだ本をアカサタナぐらいの分類で適当に放り込んでいく。あと、学習机にどかんと山積み、ベッドの頭に常時5冊ほど、車の中に10冊ほど、カバンに10冊ほど、職場にも個人書籍が多く置かれている。

さらに、ギター、エフェクター、シールド、弦など音楽関係のものも決まった置き場はなく、畳に転がっていたり、車の地べたに落ちていたりする。

郵便物なんかは、机の隅で未開封のものも混ざって置かれている。机の引き出しを開けると、数年前に集めていたベルマークと、ベルマークのついたチョコボールが、漬物みたいになって出てきた。賞味期限を過ぎたガムが、夏の高温で溶け出して引き出し底に張り付いていたり、飲みかけのウーロン茶のペットボトルが、ウイスキー「山崎」みたいな色になって入っていたりもする。

そのくせして、義母と嫁が俺の空間を整理しようとすると、俺は逆切れするので、彼女達も困り果てているようだ。そろそろ、怒りの鉄拳が振り落とされそうな気もする。

危険を感じたからだけではなく、その他にも色々思うこともあって、今年の年末は、久しぶりに大掃除をしようと思う。煤払いといった上級者の掃除ではなく、初級者の、身の回りのブツ整理だ。

要らないCDは、ヤフオクで100枚ほど売りさばいた。あとは一生聞き続けるであろうCDだけになっている。だから、CDラックはカテゴリー整理だけでよい。

書籍は毎年、文庫本を100冊ほど捨てているのだが、それでもたまる。これらはもう1度整理しようかと思うのだが、基本的に2度読みしたければまた購入すればよい。入手困難な絶版本以外は、処分しようと思う。ヤフオクに廉価な書籍を1つずつ出品するマメさは俺にはない。

ダンボール詰め、着払いでよければ、何箱になるかわからないが、差し上げたいと思うので、転売方法なんかにあてがある方は御一報いただきたい。もちろん、全部読んでいただければ1番良いのだが、それよりも処理、整理能力のある愛書家の処遇に委ねたい。
古本屋に来てもらってひきとってもらってもいいのだが、自分が読んだ本が、1冊10円くらいでソロバン勘定されるくらいなら、塵にするか、読みたい人の元で、必要書籍を除いて処分されるほうがいい。

不要なものをとにかく捨てる。物を減らす。そして市の焼却場に持って行く。要るものは分類分けして整理する。実に面倒で1番苦手な作業だが、年内にやってみようと思っている。

からっぽで、すきすきになった書棚の一角には、金魚鉢を置いて、どじょうなんかを飼いたい。その横に今後読んだ本をちょっとずつ、遠慮がちに置いていきたい。花をそっと置いてみるのも楽しいだろう。

からっぽの引き出し、すきすきの机には、音楽関係の機材、音響機材を整然と収納、配置し、至福の空間を作り出したい。

整理能力を身につけた俺、それに感心する嫁、俺達がよい夫婦であるかは客観的にはわからないが、自己満足でもあり続け、近い将来にパパとママになれたらいいと思う。

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