2008年11月8日土曜日

日米の二大政党

俺は個人的に支持したい議員さんがたくさんいる。そしてその議員さんは民主党に多かったりする。共産党にもいる。自民党は少ないけどいる。

支持する議員さんの数で言うと1番多い民主党なのだが、どうも党を支持する気にはなれない。その理由が何でかが分からずにいたのだが、分かった気がした。政治哲学が民主党になくて、単なる大衆迎合政党だからだ。そして、その大衆迎合性をもっとも露骨に、もっともかっこ悪く出している3人の権力者が民主党に君臨しているのが、たまらなく嫌いなのだ。3人の迎合者は、OとHとKだ。実に節操が無くかっこ悪い。

民主党のかっこ悪さと大衆迎合性をはっきりと示している例がある。昨日のニュースで見たのだが、何でもオバマ氏が買ったことにあやかってか、わざわざ米国から取り寄せていたオバマ氏の選挙ポスターを国会内控室のO沢一郎代表のポスターと並べて掲示したというのだ。

あほか!何の関係があるねん。党名が一緒なだけで、中身はまったく似てもいなけりゃ、スケールも違う。虎の威をかるなんとやら・・・。本気でかっこ悪い。これを発案した奴の頭のスケールが、民主党のかっこ悪さの象徴だ。

アメリカと同じ二大政党といっても、日本とアメリカでは政治哲学の重みが全然違うと思う。

アメリカの共和党と民主党の差異も、本質的な部分では大差なく思える現況ではあるが、それでも、選挙にかける国民の期待の大きさ、政治に携わる人の責任の重さ、誇り、信念というもののスケールが全然違うと思う。保守と中道リベラルという差異だけで括れない現況があるにしても、アメリカの二大政党は宗教的な思想も巻き込んだ、大きな差異が感じられる。

それに比して、自民党と民主党の二大政党を標榜している我が国であるが、自民党と民主党の絶対的な差異をはっきりと、当の党員さんたちは言えるのだろうか? シャッフルして入れ替えても大差ないような、単なる陣取り合戦みたいな中で群れをなしただけの集まりが、自民党と民主党であると思う。

自民党と民主党を良く見渡せる洞ヶ峠で、日和見しては自己の居場所を思案している公明党、社民党なんかは言及するに及ばない。共産党だけが主張の是非は別として、政治哲学というものをしっかり持っていて、軸がぶれていない政党であると思う。

オバマさんの民主党に自己の政党の運命を重ねて、「戦後60年の自民党政権の独裁を大きく転換する流れが出ている」と談話できる、民主党国対委員長も3馬鹿トリオに匹敵する能天気さだ。名前は良いのだが・・・。

民主党を支持しているから投票するのではなくて、自民党ではちっともよくならないから、1度やらせてみようというだけの支持が民主党にいっているだけだ。誰もがわかっているこの基本をもう1度見直して、今こそ謙虚に、ぶれない政治哲学を構築しなければならない時期だというのに、何を呑気にオバマさんのポスターと、悪人代官顔の党首の写真を並べて掲示しているのだろうか?

新聞も、もっとポスター掲示の幼稚さを嘲ってあげないと、奴らは気づかないと思う。民主党の優秀な若手議員が、しっかりその理念を具現化できるように、そろそろ民主党の愚老達は隠居してもらったほうがいい気がする。Kさんも二度目のお遍路にでも出かけたらいいのではないかと思う。そのまま出家しなはれ! 

政治ネタは出来ることならあまり書かないでいようと思っていた。どうしても口汚く罵るのが俺の稚拙な性質だ。改めたいが、オバマさんのポスター掲示に、さすがにピクピク・・・。

ただ、アメリカの大統領選を見ていて思ったのだが、アメリカ国民は、申し込んで、並んでまでして投票に行く。そして、個人個人の政治に対する思いをそれぞれが発言する。そういった国民性に支えられているからこそ、二大政党としての政治哲学が政党にも作られる部分があると思う。

日本も、外野の意見として稚拙であってもかまわないから、とにかく意見すべきだと思う。みんなが政治家を監視して意見するならば、投票率も上がり、能天気な政治家が干される土壌が作られると思う。それまでは二大政党はお飾りの政治家ごっこであり、それにお付き合いするだけの馴れ合い国家であるに留まると思う。

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