2008年9月4日木曜日

休日雑記

久々の穏かな休日。ゆっくり書店をめぐり、中古CD屋に行く。

「ゲオ」が、「580円以下のCD、3枚まとめて380円セール」なるものをやっていたので物色。

洋物は、リンダ・ルイス、ルー・リード、スキッド・ロウ、ヨーロッパ、ヴァンヘイレン、を発見し、邦物は、シュガー・フィールズ、コイル、スクーデリア・エレクトロ?、ペンパルズを手に取り購入。合計9枚で1140円なり。安いもんだ。

ヨーロッパやボンジョビは、別にすぐに聴きたいわけではないし、高校生の時にテープで持っていたので、買う理由自体はなかったのだが、大人買い(衝動バージョン)というやつだろうか、なんだか、廉価で売られているのが不憫で購入してしまった。

ヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」なんか、高校の時から、「なんて軟弱で安っぽい鍵盤」と思っていたのだが、今聴くと、なおさら安っぽい感じがした。ただ、曲自体は良くできているし、売れたのだから、俺がどうこういう筋合いはない。ただ自分の中で懐メロ化していたのが悲しかった。

本屋では数冊購入した。

・雑誌「新潮45」・・・福田和也の「オバはんでもわかる」シリーズが好きで、立ち読みしていることが多いのだが、今回は、「貧乏13の怪事件簿」というタイトルに惹かれ、ついつい購入。毎回買っては後悔するのだが、読み応えなし。新潮社が出しているわりには、やっぱ、雑誌である。

・雑誌・・・「小説現代」・・・これも毎回立ち読みですましているのだが、四方田犬彦氏と溝口敦氏、小沢昭一氏、黒川博之氏のエッセーがあったのと、石田衣良氏の短編小説「ダガーナイフ」のタイトルに惹かれて、ついつい購入。
「ダガーナイフ」に石田氏ときたら、秋葉原事件の下敷きが間違いないのであるが、読んだら実にしょぼかった。雑誌だからか、あまりに手を抜きすぎていて、ちょっと興ざめだった。エッセーだけなら立ち読みでよかったと反省。

・ 『武士の日本語』野火迅(文春文庫)・・・数ヶ月前に、ある方より、「最近、武士言葉
が若い女性の間で流行っている」という証言を聞いていて、武士言葉には少し興味を持っていた。なんでも、ゴルフ場で、女性が、「かたじけない」を連発していたらしい。まだ読んでいないが、目次を見る限りは面白そうだ。新刊文庫を久々に買う。

・ 『仁義なき戦い 死闘編』飯干晃一(角川文庫)・・・恥ずかしながら、893フェチ
を自称しながら、文太さんの映画だけを満喫しており、原作は読んでいなかった。内容はばっちり頭に入っているので、今更文章で後追いする必要もないのだが、飯干さんの筆致が好きなので購入。

全体的に、立ち読みで済むものばかりの気がして、少し浪費を反省する。

新書は相変わらず、タイトルだけ秀逸で普遍性がないものばかり。夏休みのキッズ向けキャンペーン書籍がまだしまわれていなかったので覗いたが、どれも読んだものばかり。太宰なんか、表紙に写真やら、趣味の悪い配色やらで、見ていて気持ち悪かった。太宰はやはり、背表紙黒の文庫本が1番だと思う。

年々、純文学を読みたい動機が希薄になっている。感動を小説から得ることに、なんだか警戒するというか、安易に涙を流したくないというか、感動必至の小説に手を出さなくなってきている。感動の容量更新をしたくないだけの気がする。

夜は久々の、「ほうるもん」全体リハ。新曲4曲に取り掛かる。なんとか形になりそうだ。次のライブの曲順と取捨選択に、今から迷う。10月末にライブをする予定。

「チープハンズ」は、明君との音信不通は継続中だが、素晴らしいライブイベントにご招待を頂いていて、復帰は間近と相成りそうだ。詳細はまだ明かさないが、年末京都だ。

バンドに持ち込んでいない、弾き語り向けの曲がたまってきたので、どっかで久々にソロライブなんかも計画しようかと思っている。問題はアコギでFが押さえられるかだ。

とても充実した休みだった。

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