2008年9月20日土曜日

記念日

最近好きで毎日見ているページがある。http://www.nnh.to/
「今日は何の日 毎日が記念日」という、記念日だらけを編集したページだ。

「~の日」というのを制定する場合、そのほとんどが語呂合わせだったりする。例えば、「11月22日」を「いい夫婦の日」としたりするものだ。こういったおやじギャグ的なセンスは嫌いではない。むしろ好きだったりする。

語呂合わせ以外にも、史実にちなんだ記念日制定も多く載せられていて、読んでいて毎日が楽しい。

日本人だけに限らないのかもしれないが、とにかく記念日が好きな国である。単なる栄誉を残すための記念日から、祈念するための記念日までありとあらゆる記念日が毎日ある。祝日なんかも記念日であるし、このページタイトルの「毎日が記念日」というのは納得がいく。

毎日何かに祈念して、記念して願盃、祝杯をあげるというのは良いものだ。「酒が飲める飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ」という歌があるが、そのご機嫌加減が好きである。

9月20日の記念日を紹介する。

①「バスの日」
1903年(明治36年)に日本初の営業バスが京都・堀川中立売~七条~祇園の間を走ったことにちなんで、日本バス協会が制定したらしい。

なかなか良い記念日だと思う。そうか、日本初の営業バスは東京だと思っていたが京都だったのか。

大政奉還の時に生まれた人が36歳ぐらいになる時に、その舞台となった二条城近くから祇園に向けて営業バスが走りだしたこと、そしてその翌年に日露戦争に突入したこと・・・。想像してみるだけで興味深くて楽しい。

それにしても、京都は地名を聞くだけで涙腺が緩む何かがある。京都という単語は俺の「涙腺記念日」とリンクする。


②「空の日」

1911年(明治44年)、山田さんという人が開発した飛行船が、1時間の滞空時間で、東京上空1周旅行に成功したことにちなんだらしい。

明治36年にはバスが走り、44年には飛行機が飛んだ。

俺は今年38歳になるが、もし俺が江戸晩年に生まれていたら、生まれた時には鎖国文化があり、そして物心つき出す頃にハイカラがあり、今の俺ぐらいの年になる頃には、バスが走りだす。そしてその後飛行機が・・・。

何だか時代のスピード感に対する認識が変わった。

パソコンの普及、ゲームの普及、携帯電話の普及に対して、俺は人類史上極めて大きな変革を遂げる稀有な時期に生を受けていると認識していたが、幕末に生まれて成長した人たちの時代変遷のスピードも、それはそれでえげつないものがあったのだと思った。
いや、むしろ武士から欧米化への変遷の方が強烈であったろうなと思った。

と、こんな風に色々楽しめるのである。

ちなみに毎月20日は「頭髪記念日」らしい。秋になってフォーリンする我が髪に何を記念するのかわからないが、毛根をしっかり洗って、文明開化しないように祈念したい。

今日は、夕方家庭教師を終えてから麻雀をする予定だ。

「この牌を 君が欲しいと言ったから 迷わず捨てます ふりこみ記念日」(「まえけん全集第6巻『サラダじゃない記念日』より引用」

0 件のコメント: