2007年12月29日土曜日

不調

仕事は明日の午前の大掃除で年内終了。
今年は塾の立ち上げがあって、さぞかし激動の1年になるだろうと思っていたのだが、振り返ってみれば、坦々と順調に過ぎた。儲けという点で見ると、全然話しにならないが、良いスタートを切れたと思う。

塾業界にとっては、大きな稼ぎ時である、冬期講習という行事も行わず、通常授業と自習対応というスタンスで冬休みの日程が半分過ぎた。そのため、体力的な消耗も少ない。
昨年までならば、1日9時間は授業が入っていて、それが連荘で続いていた。尋常ではない。

12月月謝を通常通り頂いておきながら、殆どの塾は冬期講習を行っているが、それだと、日程的に12月の授業は3週にならざるを得ない。月謝に対する授業回数が少ないにも関わらず、冬期講習費用として、新たに徴収するのは、どうも気が引ける。それならば、冬休みは毎日自習に来てください、というスタンスで1年目を終えるが、やはり、中3、高3からは冬期講習の需要もあり、来年度以降の検討材料にする。

俺にとってのこの1年は、塾のことよりも、昨年末の事故後の体が順調に回復し、富山でもバンドを出来、チープの再開のめどが立ったことに、大きな意義があったと思っている。

今日は休みであった。順調な1年の締め日と、年始に読むための書籍を求めて、午前中は家庭教師をし、昼からは、我が住む町と、隣町2つの古本屋巡りをして、半日を過ごした。

半年前くらいから、県内の古本屋の叩き売りコーナーの品が非常に手薄になっていて、掘り出し物にあたる率が非常に少なくなった。図鑑や仏像などの写真集関連の値段は崩れてきていて、良いものにもめぐり合えるが、ハードカバーの本の叩き売りが、非常にお粗末だ。以前なら、俺の読みたい本が叩き売りコーナーにあり、高い本は、別に興味がないものが多かったので、個人的需給バランスがよく、古本屋をよく利用していたのだが、ここ半年は、新刊の文庫を買うことのほうが多い。

中古CDにしてもそうだ。500円以内の叩き売りで、以前なら、毎回戦利品を持ち帰れたのだが、今は、聴きたい作品には、しっかりとそれなりの値札が貼られている。

マニア人気の作品に対する市場調査も、すっかりデータベース化されてきたのだろうと思う。 平らに相成っていく。住みにくい。

リサイクルショップもよってみた。以前なら、棚の端のほうに、無理やり引き取ったであろうCDや書籍が置いてあったりして、それらは、リサイクルショップのメインの商い商品でないため、非常に無気力な値段をつけてくれていたのだが、今日巡ると、見事になかった。きっと、リサイクルショップのオーナーは、古本屋も経営していて、売り場をしっかりと住み分けているのだろう。

リサイクルの市場に対する俺の興味は少し低下してきた。俺にとっては、住みにくくなった。明日の午後からは、新刊書店を色々回ろうと思う。

それにしても雪が降らない。年内に一度もまとまって降っていない。非常に不気味だ。大晦日から元旦にかけて、冬型の気圧配置になり、どか雪が降るとの予測もあるが、どうも怪しい。
降るべき時に降らない気候は、何か気分を安定させない。どっぷりと冬に包まれたくて、俺は今か今かと待っているのに、そして、ブリもたくさん水揚げされだしたのに、雪の旦那は北陸の地を避けている。
タイヤ交換は終わった。乾いた、平らな路面で磨耗させるために変えたのではない。君と戦うためだよ!早く降ってきてくれなきゃ・・・。どうも住みにくい。

概して順調な1年であったにも関わらず、漠然とした、もやもやが頭にあって、テンションが上がらない。温和な心の状態であるにも関わらず、なんだろう?

気分転換にギターを触った。触れて最初の音を弾いたら2弦が切れた。住みにくい・・・。

デジカメで写真でも撮るか!と思って電源を入れたら、「メモリがー一杯です。」とつれなくふられた。消し方を知らない。住みにくい・・・。

パソを開いて、ヤフー画面を見る。「あなたの来年の開運音楽ジャンル診断」というところに行った。質問に答えたら、「フュージョン」と出た。高中の旦那とカシオペアだとの事。持っていない・・・。

なんか煮え切らない。例年までにはない、穏かな時間と順調な私生活があるにも関わらず・・・。

年末には、いつも大きな行事か、目まぐるしい程、俺を拘束する何かがあって、それの余韻を感じる間もなく年明けを迎えていたのが、今年は、いやに余裕のある日程だから、体がびっくりしているのかもしれない。

明日、1年の大掃除をし、ゆっくりと湯浴みをして、平穏な環境を楽しめる懐の深さを、体に教えたい。あと2日で、平成君は20年目に突入する。日々は平たく成っていく。

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