2008年6月26日木曜日

公務員

大阪府知事の橋下氏はなかなか奮闘していると思う。

タレントとして「行列のできる~~~」に出演していた時は、自己アピールの仕方がうっとうしくもあり好きになれなかった。感情の表し方が役者くさくて、いらだちさえ覚えたものだ。

だから、大阪府知事になられた時は、とんでもない人が知事になって、大阪も終わりやとまでも思った。

ところがどうしてどうして、すごく仕事していないか? もちろん、若さゆえの暴走もあるが、とにかく本気感は伝わる。独りよがりな部分を持ち合わせながらも、綺麗事を拝して、自己信念で突っ走る行動力は、好き嫌い、主張の是非は別にして称えられるべきだと思う。昨日は国会議員にもしっかり噛み付いていたし、怖いもの知らずの今のうちに、どんどん突っ走ってほしい。今は橋下知事に好意を寄せている。

ただ、好意とはいったものの、彼の主張でどうも好きになれないものがある。
昨日、国会議員の勉強会で言ったとされる、「公務員の給料を一律さげないことには、国民は納得しない。下げた上で増税を議論したらよい。」という知事の主張だ。

公務員でない俺からすると、喜んで指示したくなるような主張だが、ちょっと乱暴な気がする。

景気が良い時に、民間並みの査定が行われ、昇給も賞与も大幅アップする可能性を秘めているならばいざ知らず、景気が悪いときだけ、まず最初にお上叩きで狙われたんじゃ、いくらなんでもかわいそうだ。

公務員の方々は、しっかりと試験を受けてクリアした人たちだ。景気に左右されない安定性が最初の前提で、その地位に立つべく、一定期間の努力をしてこられた方々だ。
公務員がうらやましいならば、うらやましがる人たちも目指すべきであっただけで、なれなかった者が、彼らを何でもかんでも叩き、そこから給与をむしりとろうなんていうのは、民間人の精神レベルの稚拙さをお上に露呈しているだけにすぎない。

税収が減った国が、喫煙者からの増税を企むのと同じ思想であり、世論の大多数が支持に回りそうな主張ほど、実はとっても危なくて暴論である気がする。一律カットはありえないと思う。

仮に一律カットされたところで、被害を受けるのは、真面目に公務をこなしておられる方々がほとんどであり、公務員バッシングの原因を作っている奴らは、なんだか抜け道を探して別名義の補填を出来るシステムを作るに決まっている。

と、ここまでは公務員弁護。

とは言ったものの、将来の安定を保証されているからといって、税金が給与の原資となっていることを踏まえると、なんでもかんでも公務員擁護の気にもなれない。

民間みたいに、特別な激務をこなしてもらう必要はない。彼らは試験合格者であるから、民間よりはゆったりとした時間で、福利厚生もしっかりした中で、当たり前の仕事を的確にしてくれたら何も文句は言わない。

ただ、当たり前のこともできない人に対しては、税金で面倒を見る気になれない。彼らが公務員全体の評価を悪くしているし、最低限のことが出来ない人を間引くシステムは必要だと思う。

当たり前のことをできたら将来の安定を約束、出来なければ消えてもらう。単純明快なことだ。真面目に仕事をしている人も含めて一律カットで給与を下げるより、当たり前のことが出来ていない人を間引くほうが、残念ながら金額は大きいと思う。

じゃあどうやって止めてもらうシステムを作るかだが、これが難しい。個人的な好き嫌いが裁きに入らないシステムは実質的には無理だとも思う。個人による仕事の能力差もあるだろうし、見た目がやる気ありそうな人となさそうな人とでは、最初から客観的評価という観点で不公平がある。

ただ、誰が見ても仕事をしていない人は確実にいる。そんな人を裁きにかけてもらう要望を、もっと気軽に出せるシステムは作ってほしい。もちろん、要望を書く人間もプライバシーを明らかにし、文責をもった上で要望書を書くのだ。公務員憎し!が前提にあるような奴の感情的な要望で裁きにかけられる公務員がいたら、あまりにかわいそうなので、両者に均等な機会と発言責任を負わせて、持たせてあげれば、不公平感はないと思う。

もし、裁きにかけられた人が、実はしっかり仕事をしている人であるならば、適切な弁護者が多数出てくるだろうし、クレームが趣味の訴えた奴の方が恥をかく結果になるだろう。裁判員の民間からの参加は、こういった公務員対民間人の要件に用いられたらよいと思う。

一昨日、国民健康保険加入者対象の、市が補助する健康診断の概要を聞きに、ある公的機関に行ってきた。

そこには、個人的な電話を公的な通信費を使って、何の恥じらいもなくしている人(ためぐちと笑い声のみの会話が公務のはずがない。俺がいる間、ずっと話していた。)がいた。
その人が話をしているおかげで、窓口対応者がいない。仕方なく、一番奥に座った、偉いさんらしき人が、面倒くさそうに出てきて、俺の対応をした。奥のほうには、事務をしている若い人がいた。

「市の補助がある健康診断について知りたいのですが。」と切り出すと、その偉いさんは、「今年からシステムが変わって、もう終わりました。」と言いやがる。それも無愛想にだ。

「いや、知り合いが今日、それで健診してきたのですが? 今日までやったのですか?」
と聞くと、

「え~? そう? ちょっと待って。」と言って、奥にいる若い事務に聞きにいく始末。
結局、その事務員の方が、詳しく知っていて教えてくれたのであるが、終わっているどころか、俺の年齢はこれからの申込みだった。

こういった事例、どう考えても職務の知識不足で、個人の能力差なんかではない、単なる怠惰が原因だ。

こんな人がいたら、俺が実名で要望書を書く。「○月○日、~にて、~さんとの対応時・・・」から始めて、先に述べた実情を書く。

それに対して反論の機会を設ける。この間は当事者間だけのやりとりだ。そして、反論が的を得ていない場合、さらに上の裁きの場を設ける。そこでは、全員への公開となる。

こんなシステムを作ることぐらいは必要な気がする。要望をあげる市民側にもいるであろう、理不尽なことを言い出す奴を排除するため、要望が2回棄却されたら、その人は要望をあげる権利を失わせればよい。

そして、あくまで、公務員の方々は試験をクリアされた方々であるから、民間と同じ尺度で要望をあげることがないように啓蒙する。例えば、「~さんは5時ちょうどに帰っていた。仕事をしていない。」、「~さんは大型連休をとって海外旅行をしていた。」なんかは、いちゃもんであり、公務員の方に非があるとは思えないので、却下するのだ。
あくまで、最低限の仕事が出来ているか出来ていないかだけを尺度に要望をあげる。


そうすれば、真面目に仕事をされている多くの善良な公務員の方々にとっても、嫌な上司、同僚は弾劾されるし、精神的苦痛も減ると思う。

橋下知事の公務員の給与一律カットの問題提起が、議論を経て発展し、先述したようなシステム構築にまで話が及ぶことを一個人として期待している。

2 件のコメント:

ラリー さんのコメント...

この文章そのまま橋下さんに送ろうかなw
凄く良い考えだと思います。

管理猿まえけん さんのコメント...

>ラリーさん
お褒め?ありがとうございます(笑)。
なかなかよい考えだと僕も思っているのです(笑)

チープリハ、うちのベースの大将からの連絡待ちですが、夏には上洛したいです。
長時間リハスタ使わしてもらいますが、よろしくお願いします。

ラリーさん、レコーディングやらサポートやらで大忙しやね。

ホワイトスネイクとオジーネタ、ゆっくり話したいです(笑)意外だな~。