2008年6月29日日曜日

ライブ後記

28日の「ほうるもん」ライブを終えて、今帰ってきた。

個人j的なライブ後の感情としては、抜群の集中力を持った素晴らしきライブだった。
気持ちの強弱が常にあり、音に委ねる潔さがあり、他者の目を気にしない唄への没頭感と適切なテクニックがあり、現時点での満足度はかなり高かった。

初めて出させてもらうハコ、地元のタウン情報誌にも載る様な店ということで、対バンの客を奪いながら、自己のバンドの動員を増やしていくという、チープハンズでやってきた手法に期待していた。

ところが、来て下さったお客さんは俺の心ある知り合いの6人だけで、あとはゼロ!

正直失望した。我が住む町の文化レベル自体に失望した。

俺が富山に来て数年間、富山の音楽小屋に初めて行った時に感じた悪いイメージが蘇る。

動員がないバンドに限って、自己の音楽に陶酔しがちである。正直かっこ悪い。

自分たちが骨身を削って、精神を凝縮して注入して作り上げた音楽、それをライブで披露しようとする動機は自分たち精神的発露を受け止めて欲しいからだと思う。

広い意味でライブに対する動機を突き詰めたら、お客さんの数が少ないことは、落ち込むべきことであって、個人的は音楽動機自体をも左右しかねない問題なはずだ。

動員がないバンドの奴に限って、お客さんの少なさを自慢する、もしくは、お客さんのlことを気にしない傾向にある。得意げに、「俺たちの音がよければいいさ。」といった主旨を拡大解釈して悦に入る術を知っている。

あほか! ライブハウスにお客さんがいないならば、ライブの意味はない。反論があれば聞いてみたい。

俺が今回お誘いして、忙しい中をライブに来場くださった方は、決して俺と音楽的趣味が合う方ばかりではない。むしろ、俺たちがやっている音楽とは対極の音を好む方々ばかりだ。

それでも、真摯に観戦?してくださって、温かい拍手もいただけた。俺は感極まった。

人によって、動員できる人、出来ない人の差はあって当然だ。友達が多い、少ない、色々あるが、基本的な姿勢としてお客さんに来てもらおうという姿勢があるかないかの差は大きいと思う。

自分たちの音楽を棚にあげもしなければ、卑下もしない。今日は良い演奏だった。

だからこそ、色んな方に見て、体感して欲しかった。

大阪、京都、東京と、色んな大都市のライブハウスに出た時に体感した雰囲気と、地方都市のライブハウスで感じた空気は、まったくかすりもしない。

誰か、特定を批判する気持ちはない。でも誰でもライブに対する当たり前の気持ちの高揚があれば、今日のような動員はなかったはずだ。

今日来て下さった、心ある友人に最大限の感謝の念と、地方都市にありがちな、狭い価値観に基づいた稚拙な意見とスタンス。両者ともにくらったライブであった。

酔っている。誤字脱字があっても、大目に見て欲しい。 

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