2007年12月9日日曜日

「頭上の部屋」

今日のバンドの練習、夜の飲み会共に幸せでありました。昨日のブログを引きずるが、まじでまじで楽しくてたまらない日でした。やはり、飲み会はメンツだよ! 俺は大人の飲み方を覚えて、今日は一方通行で暴れたわけではないが、充分にはじけられた。最高のメンツですぜ。

午前中のバンド練習は、久々の4人揃っての練習。もうね~、自分の技量不足はおいておいて、とにかく回る音に感動したのです。俺はバンドメンバーに恵まれすぎでございますな。

夜には、メールで俺の尊敬する京都の御大からのライブのお誘いも頂いて、少々舞い上がっています。自分が作る曲は誰がどう言おうと好きであるし、それを見事に料理してくださる御仁との音楽活動は幸せの極みでありますよ。

アレンジ打ち合わせを一切排して、一通り2回やれば、美しい形が整う「チープハンズ」、そして、アレンジを具現化してくださる御仁との「ほうるもん」、そして、今後音合わせする御大との音・・・。
俺ごときが味わえるにはもったいないほどの音楽機会に感謝である。

ニールヤングが、クレイジーホースや、他のメンバーと音楽をするように、俺も、色んな形態で音楽を出来るメンツがいるのが、ただただ嬉しい。

俺が音楽で関わるメンツは、全て俺には出来すぎのメンツである。メンツが変わっても同じ音が鳴っているなら俺の色が強いだけだが、俺がつるんだメンツは、全て、そのメンツでしかできない何かを作ってくれる。そんな形態を複数持てるなんて、なんだか、今が絶頂で死なないか心配なほどである。

「頭上の部屋」って曲を1ヵ月程前に作った。実にニール翁へのリスペクトが込められた曲なのだが、正直、いまいち具現化されるイメージが固まっていないで、迷っていた。それが、今日の練習で、俺のテクはほうっておいて、感動のメーターを振り切った。

詞は、事故の時に、空中浮遊する瞬間があって、それを片思いの恋心と融合したものだ。
サビのメロはキャッチーである。実に素晴らしい出来上がりである。

俺は、34歳まで「チープハンズ」だけしかバンドをしてこなかった。厳密に言えば複数あったが、俺が精神込めたバンドは「チープハンズ」だけだ。そして、自分が関わっているバンド以外に別バンドやユニットをやることを想像したこともなかったし、それをすることを、俺は、男女間の浮気のような気持ちで体感していた。

今もその気持ちが全くなくなったわけではないが、自分が尊敬できるメンバーと一緒に音を出せる機会があるならば、俺は喜んでそれをしたいと思うようになりつつある。

自分からどんなに片思いしたところで、一緒に音をずっと出せるほど、この好き嫌いの世界は甘くない。この不思議な空間で、俺が作った曲を気に入ってくださり、それを料理してくださるメンバーがいる限り、俺は、そのメンツならではの音を出したいと思う。

俺の頭上の部屋にはたくさんの言葉と音の断片がある。それを具現化する機会をしっかり捕らえ、名曲をたくさん作っていきたい。

名曲の基準は色々あるが、作り手としては、尊敬できるメンバーと作って、自分がそれをぞくぞく出来たら、それが世界に1つの名曲だ。心あるメンバーと、最高の音の瞬間を切り取っていきたいと思う。

俺ごときの奴が語ることではないのかもしれないが、毎回、曲を作った時の気持ちは、いつも、「もう、打ち止め!。絶対出来ない」と言うものだ、それが、毎回そのショボイ臨界点を更新し、新たな曲が生まれるっていうことは、俺の中の頭上の部屋の容量がまだまだあるってことだ。

人が何と言おうと、頭の容量が受け入れるだけのものを持っている限り、それを音楽にし、メンバーに委ねたい。

俺はソロで音楽を出来る人間ではない。バンドを使い分けるほど理路整然とした人間でもない。ただただ、メンバーによる音の変化に感動し、それが自分にとって感動するものであれば、それを続けたい。

頭上の部屋にたくさんの具現化されない断片を抱きしめながら、メンバーとの交流を大切に過ごしたい。

俺が組んでもらっているメンバーが出す音の全てに愛おしさを感じる。

「君を呼んだ その後飛んだ記憶 頭の中 身を潜めて 
君を呼んだ その後飛んだ奇跡 頭の中 動き出した」   

最高のメンツと忘年会をし、最高のメンツとの音楽的巡り会わせを感じた今週末に、昨日と同様に感謝の文字が突き刺さる。 幸せ教の信者ちゃうけれど、幸せを感謝する。君を呼んだ。飛ぶ!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なんかむねがあつくなりましたよ。
ライブ!ライブ!!
ずっとちゃんと心待ちにしております。

本当はもう、待ちきれんなぁ、って思う私もいたりするんですけれど。そいつはそっと心の中に閉じ込めておるのですよ。

管理猿まえけん さんのコメント...

きゃ~、あられちゃん、コメントありがとう。ライブを楽しみにしてもらえることが、どれほど嬉しいか・・・。体現して、最高のライブをするから待っといてや。貴ブログは、ほんわか度100%で、ありそうでないものなんで、更新を楽しみにしています。