2008年12月16日火曜日

幼稚度投票

連日叩かれている、わが国のボス、麻生さんであるが、今朝のスポーツ新聞に載っていた事件は、あまりにしょぼくて苦笑した。

ボールペンのキャップを咥えている麻生さんに、誰かが、「総理、キャップを咥えるのはやめたほうがよい。」と言ったらしい。そして、その後には、ボールペンキャップには、有害物質があるから、健康被害がある旨まで含めて釘を刺したらしいのだ。

たかがボールペンキャップを咥えているだけのことを、総理が推進している健康対策へあてつけて注意する奴の、意地悪さというか、性根の邪悪さというのは、実に情けない。
大事な時間を何に使っているのだろうか?

思うに、高学歴の政治家様は、幼少時の過ごし方を間違っていた哀れな奴ではないかと思う。 幼稚な冷やかしは誰もが経験するが、それを相克していって、あほらしいことには見向きもしなくなるのが、大人への過程だ。

仮に、幼児性を持ち越して育ったとしても、大人はTPOをわきまえる。少なくとも会議の場で、その幼児性が露見されることはないだろう。

然るべきときに然るべき幼稚さを経験せずに大人になった奴が、多くいるのが、政治の場であり、財界であると思う。会議中にボールペンキャップを咥えていることくらいでツッコミをいれる社会人は、一般の社会にはほとんど存在しない稀有な存在だと思う。

ところが、国会では麻生氏へのツッコミに関して爆笑が起こり、何回かの嫌味をこめた答弁の応酬があったというから、実にしょぼい。

一方、ツッコミを入れられる麻生氏も麻生氏だ。大の大人がキャップを咥えるな!

俺の知り合いのお子様が、小学生に入るときになっても、指しゃぶりを止められずにいた。お母さんが、「あんた、いい加減指しゃぶりやめなさい。今度咥えたら、お菓子買ってあげないわよ!」と脅したらしい。

するとその子供は、しばらくは堪えていたみたいだが、ついに辛抱できなくなって、「あ~~~~しゃぶりて~~~~!」と大声をあげながら泣き出したらしい。

お母さんは、「もっと小さいときに母乳に限らず、乳ををしっかりあげておけばよかったのかも?」と後悔しておられた。俺は、子育ては奥が深いと思ったものだ。

ひょっとして、麻生氏が未だにキャップを咥えたくなるのは、幼少時にお手伝いさん任せの子育てがなされてきた、良家ご子息ならではの、悲哀の表れではないかと思う。

漢字の読み方間違いも指摘されたりして散々の麻生氏、いっそのこと、「キャップしゃぶりて~~~!」と、悲鳴に似た答弁をかえしたら、世の中のママ連中に人気が出ると思うのだが・・・。「かわいそうに~。」同情票だ。

アメリカでも面白いことがあったらしい。

ブッシュさんに取材記者が、靴を投げつけたというのだ。投げつけた記者の国では、靴を投げつけることは、最高級の侮辱であるらしく、一発目が外れた記者は、もう片方の靴も投げつけたらしい。

二流以下の実力とはいえ、スポーツ経験者のブッシュさんは、2つとも靴を上手くよけてみせ、その後にブラック・ジョークで応えたらしい。

投げつける記者も記者やし、投げつけられるぐらいの脳天気な政策、演説しかしないブッシュさんもブッシュさんだ。大人が靴なげつけられる機会って、限りなくゼロに近いと思うのだが・・・。

まったく、日米のトップの大人は何をやっているのだか・・・。

教育改革と言っているが、1番改革しないといけないのは、政治家の幼児性だ。平気で人をだます。ネコババする。揚げ足を取る。誹謗中傷する、される。

奴らが行う大人の行動といえば、セクハラーと乱だ。エロおやじ何匹かと、乱に弱い乱好き者1匹とが、色々洞ヶ峠で日和見している。

まともな政治家がおられるだけに、彼らの苦悩といったら計り知れないだろう。毎日、保育所のガキみたいな奴らに、大人言葉で諭さなくてはならないのだから、非常に難易度が高いと思う。優秀な政治家が、幼児に囲まれて、やたらと際立つ現況だ。

選挙の際に、各政治家の幼稚度も10段階評価で記入させ、8以上の幼稚さを持った政治家は、当選後に2年間の小学校通いをさせたらどうだろう? 小学校の先生方は、良くない行動をする子供に対して、「~ちゃん、そんなことしていたら、このおじちゃんみたいになるよ!」と説教する。 子供はすぐに成長するだろう。
そして、成長した子供が、おじちゃんである政治家に言う。

「太郎君、キャップくわえたらいけないんだよ! 辛抱しようね。」
「紘一君、すぐに和を乱したらだめだよ。君は勘違いが過ぎる。」
「拓君、女の子のスカートめくったらだめです。 それから、目で人を犯さない!」
(注:フィクションです。) 

といった風に諭してくれるだろう。

無事に小学校を出ることが出来た政治家は、晴れて当選の権利を手にして国政に参加する。彼らにとって貴重な2年間になるだろう。少なくとも、冒頭のような対話が国政の場面でなされることはないと思う。

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