2007年10月13日土曜日

秋の夜長

今の塾になって、しっかり休みを取れる。糞会議やら糞書類がなくて、無駄を極力排して、生徒対応だけに時間を使う体制が出来つつあり、一緒に働くメンツも信頼がおけ、休みはきっちり休める。心身両面で仕事をオフにもちこまないのは、すごく個人的環境に良い!

秋の夜長は読書だ。1998年「新潮」のバックナンバーを100円で購入。これは太宰と井伏の往復書簡が載っている。太宰は手紙も情けなくてよい。井伏は手紙も滑稽だ。この御仁の文章を読むと、七福神の映像が浮かぶ。

太宰:「ただもう酒を飲んで俗物どもを罵倒したい気持ちで一ぱい。」

井伏:「君は酒くらって俗物を罵るといふが僕は煎り豆の粉の代用コーヒーを飲みながら五十男の色目をつかふ場所をさがしあてもうすこし若返り度い。」

井伏に一票! でも、太宰も毒吐いてますが、この前の文章と絡めて読むと、情けなくてよい。

溝口敦さんの小説部門進出3部作『民暴・武闘・修羅の帝王』、黒川博之さんの久々の文庫化『暗礁』
白川道さんの『崩れる日何思う』、ジェームス・ボールドウィン『ジョバンニの部屋』(無くしていて邦訳再購入)を仕入れ、今からこもります。その前に野球とネットを少し。

曲も一曲作りましたぜ。「操縦士」という曲です。

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