外界の暗闇が朝に奪われだした今朝方、無性にオジー・オズボーンの映像が見たくなった。ジェイク・E・リーのギタープレイが見たくなった。「Shot in the dark」という曲が好きで好きでたまらない。邦題が「暗闇にドッキリ」でも構わない。昔から好きだったのだ。
ハードロック範疇で好きなのはレッド・ツェッペリン、AC/DCであり、ヘビメタ範疇で1番好きなのはオジー・オズボーンだ。2番目がアイアン・メイデンだろうか。
発作的に見たくなったらYOU TUBEだ。すぐさまパソを開き、横で寝ている嫁を起こさぬようにヘッドフォンをして検索開始!
すぐに出た。すぐにクリックした。すぐに画像が現れた。
昔ながらの子供部屋、いすに座り足を組む奴。何だか変だ。ジェイクにしてはオーラがない。顔が出ない。ギターの指版にフォーカスされた映像全体に和の雰囲気が漂っている。ジェイクは日系人だ。和の香りは多少はあるだろうが多すぎる。
こんなことを2秒で考えていたら音が鳴り出した。何だか下手だ。酔っているのだろうか?音もしょぼい。ひょっとして偽者か???・
こんなことを考えて5秒、やっと気付いた。似非ジェイクに! こやつ、トーシローだ・・・。
こら! 誰がお前のギターキッズぶりを明け方に見なあかんのじゃ! 1人でしこしこ練習しておくのがギターキッズの正しいあり方で、それを動画でアップすな!
気分を治すべく、今度はしっかりタイトルとトップ映像を確認し、物本オジーを見る。
PVとライブ版、やっとのことで、どちらも堪能した。
オジーの胴体も動態もすごくかっこ悪い。かっこ悪すぎて惹かれる。子供のような声とのミスマッチ、黒魔術に染まりながらも長生きするオジー、鳩を食べながら肥え続けるオジー、息子の非行に悩みながらも演奏し続けるオジー、きっと善人に違いない。
歌詞もしっかり聞こえて、メロが凄く良い。ジェイクのギターもバッドランズでは好きになれないのだが、オジーの御大の前では不思議と歌心がギターに宿る。PVは、観客がオジーのライブを見ている途中で目が光り、爪が長くなり魔女になるといった、ばかばかしいZ級ホラータッチの映像だ。このばかばかしさが癖になる。
気分をよくして、今度はランディーローズの映像を探す。やはり「Crazy train」だ。勇んでクリック!
また、奴が出た。奴とは違う別のギターキッズかもしれないが、紛れもないトーシローだ。
おまけにこやつ、「Crazy train」だけではなく、俺の憧れ「Dee」まで弾いてやがる。少し上手い! ついつい見とれてしまって、余計腹が立ってきた。
膨大な在庫のYou Tube。選び方を間違えると、朝方にドッキリする。見極めが肝心だ。その後、だらだら映像サーフィンして寝床につく。
今じゃ、昔では考えられない映像環境が整っている。昔は見たくても見ることができなかった映像が、簡単な検索で出てくる。涎物の映像もたくさんあるはずなのに、いつでも見れるという安心感からか、途中で止めて、別の映像探しにいってしまうことが多い。しっかり、1つの映像を味わいつくすことよりも、ちら見で味わった気になっている時もある。
昔MTVで、自分の好きな音楽人の映像が流れていた時の興奮は貴重だった。映像を見終わった後も、脳裏に焼きつく強烈なインパクトをもたらしてくれた。また見たいと思いながらも、次はいつ流れるかわからない環境、満たされぬ映像欲であったが、今の時代から考えてみると、貴重な映像環境であったと思う。
一期一会の精神がやはり大切だ。変なトーシローに2回以上会うこともあるが、糞映像よりも貴重な映像ほど、一期一会の精神で、しかと脳裏に焼きつけることが情操には大きいような気がする。
次はどのミュージシャンと縁があるだろうか? トーシローはもういい!
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