2008年3月13日木曜日

シュプレヒコール

T田鉄Yは嫌いだが、金八先生は好きだった。中でもタノキンが出ていたあのシリーズは何度見てもしびれる。「15歳の母」やら、「腐ったみかんの方程式」やら、タイトルもいかした。加藤まさるの男っぷりは、何度見ても泣ける。俺が女なら彼に抱かれたい・・・。 

パチキンの言葉は非常にわかりやすくて、当時小学生の俺でも理解できた。最近のシリーズはテーマが昭和の気風に合わないのでみないのだが、子供達の反応を見ている限り、言葉のわかりやすさは顕在みたいだ。

毎日活字で飛び込む日銀総裁絡みのなんだかわからないニュース。俺は自分の理解力が劣っているのかと不安になるほど、政治家が熱演している理由がわからない。大根役者ばかりに思えてしまう。もっとしっかり演技指導してほしい。

与党に反対することだけを趣味にしている民主党と社会党の人たちだが、昔はもう少し反論にも、庶民でもわかるレベルの発言があった気がするのだが、最近は、どうも意味が不明だ。存在意義は主義主張があって初めてあるもので、主義無し、いや、仮に主義があったとしても、それを伝えられない議員なら、存在意義はないと思う。

なんか難しいことばかり唱えているけれど、抗争の火種が欲しいだけにしか思えないし、突き詰めて議論の先を見たら、全くもってその目的だけなのだろうと思う。

だいたい、こやつら、自分たちのたいして中身のない主張めいたものを与党の人たちが聞いてくれないと、すぐにサボタージュしやがる。すねて学級会を欠席するなんて、あまりに稚拙だ。好き嫌い、主張の是非は別として、参加して反対票を投じる共産党は、その点立派だと思う。

そのくせして選挙になったら、「投票に行こう!」とほざきやがる。選挙に行かない人のことをとやかく言う資格はないし、いい加減、君達の演技には飽きていることに気付いてくれないとだめだと思う。参議院で多数の議席を占めたことを、自分たちへの風と勘違いできる能天気さだけが虚しく目立つ・・・。

与党に同情する一方、自民党も自民党だ。「日銀総裁ポストの空白だけは避けなければならない」とか、もっともらしいことを言っているが、お前らがそんなこと言わなければ、国際投資家心情を刺激しないのに、言いまくってかえって経済の化け物をマイナスに突き動かしている気がする。

日銀総裁て、そんなに必要なポストかな? どの組織にでもボスはいないといけないが、少々の空白があったくらいでぐらつくような組織は、ワンマン社長の町工場くらいで、正直、空白があってマイナスに作用することがあるような気はしない。

よく知らないが、日銀内でも重要決定事項は多数決をするのだろうし、影響はないだろう。大きな組織のトップは、ゴルフや会合に顔を出し、そこに鎮座して無言の圧力をかけることだけが仕事のような気がする。

もし、日銀総裁ポストの空白が大きな事態であるならばだ、今まで空白がなかった時期に不景気は起きていないはずだ。

全くもって無学おやじの偏見的独断だが、日銀総裁のトップなんてものは、言葉による圧力を経済の化け物相手に投げかけるだけでいいような気がするのだ。調子にのってモンスターを刺激する奴らがいたら、「君達いいかげんにしないと、歩合いじっちゃうよ~、緩和しちゃうよ~」みたいな、牽制をすることだけが大事な政策である気がする。具体的な政策はなくても、その圧力を対外的にかけられるような強面が必要だと思う。

経済学者が何人いても景気を良くするメカニズムなんてものは解明されない。当たり前だ。経済の化け物の反応ポイントは、科学的なものにではなく、人間の本能に起因するものなのだ。「なんかよくわからないけれど、この先我が国の見通し明るいよ! ユー、そのタンス預金つかっちゃいなよ!」といったセリフを吐いて、それを国民に響かせるだけの器量をもった1人が存在したら、それで全ては上手くいく気がする。そして、人々が調子にのって、泡が膨れだしたら、「ユー、そのへんにしときなよ!ちょっと散在しすぎじゃん。そろそろ締めちゃうよ!」と定期的に舵を取れる言霊を持った人は、そうそうはいないであろうから、総裁なんてポストは誰でも良い気がする。高学歴者へのご褒美でよいではないか。

ガソリンなどの事案にしてもいまいちわからない。国民に信任を問うならば、どの党を応援したら、何が下がって何が上がるかといった簡単なマニフェストだけをしたら、投票率なんてものは一気に100%近くなると思うのだが・・・。

「ユー、俺達を支持したら、ガソリン20円さげちゃうよ。その代わり、消費税は上げるかもしれないがな・・・。ハッハッハ!」なんて言葉の方が、俺のような凡人には届くのだ。金八口調でなくても、ジャーニー口調で良いから、簡潔に主張してくれないかな? ユー! 

国家収入の財布を1つにしよう!というだけの特定財源問題なんかが、いつの間にか気がつけば議題が変わっている。

自分たちで色々主張や手続きを難しくして、本音と建前を狡猾な言葉で包み、本当の動き出す事態は不明にさせる。高学歴を必要とする団体だけのことはある。高学歴者は論説文には強いはずなのだが、議論に起承転結がない。なんでやろ?

わからないことだらけの新聞報道。みんな何が行われていて、彼らの学級会の議題が何なのか理解しているのかな? 俺は少なくとも理解できていないので、茶番にしか思えない。金八先生のような教師がいない学校で学級崩壊が起きている構図の拡大版にしか思えない。腐ったみかんの方程式を解いているうちに、指導者が腐っちゃいました・・・、テヘ! というのが今の状態だろう。

加藤まさるみたいな奴いないかな? 仮におったとしても、逮捕されるか・・。シュプレヒコールが今日も虚しく響く。

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