2008年3月31日月曜日

ガソリン下がる

明日からの新学期に向け、今日は19時で閉校し、早めに帰宅。

明日からガソリンが下がるらしい。いまいち現実感がないが、20円だか、25円だか下がるのだから、かなり助かる。

田舎の暮らしは都会とは比にならないほど車が不可欠だ。電車・バスなんてものは、本数も路線も全くもって整備されておらず、車を無くした瞬間に仕事を失うか、かなりの不自由な生活を課される。

前の職場で仲が良かった同僚が、免許取り上げをくらい、2年間車が運転出来なくなった。彼がとった処置は、20キロほど離れた家から職場に通うことが不可能なので、勤務地近くにアパートを借りるというものだった。それしか、物理的に不可能なのだ。

そんな田舎の人間にとって、暖をとる油や車の餌代は、1番生活に密着した物価だと思う。それが下がるのだから嬉しくないはずがない。

下がって喜んではいるが、今までが高すぎただけで、戻っただけのような気もする。なんだか騙されているみたいだ。

暫定税率とかわけのわからない言葉をキーワードに議論がなされているが、下がればどうでもよい。

「世界的に二酸化炭素を削減しようとしている時に、ガソリンを下げて車に乗れと言っているような事態が許されるのですか?」

「ガソリンを下げると道路整備の財源がなくなって、地方予算の修正が必要になるぞ~。知らないぞ~。」

奥ゆかしいお上の発言に噛み付くのも低レベルですが、噛み付きます。

ガソリンが少し下がったからといって、「わ~い、今日から昨日よりもたくさん車に乗るぞ!」って誰が思うねん、ボケ! 1万円の減り方がましになったと思えるだけで、ガソリン価格が下がることが二酸化炭素排出の増加に繋がるほど、国民はあほちゃうわ。だいたい、ガソリン価格が高いから車を控えようと出来るほどの環境に、地方はないと思う。車社会の到来が国家を潤わしてきたのに、何をわけのわからないことを・・・。

財源減って、道路が出来ないだあ??? 車乗るなって言いながら道作るのは誰のためやねん! 広い2車線道路は、チャリのためか??? 中国の朝の光景をこの国にもたらしたいのか?? どんだけフリーダムなチャリ環境やねん! ちゃうやろ、車のためやろ!!

道路は間違いなく、いまや不自由していないと思う。すごく細かな部分で見れば整備が必要な道路はあるかと思うが、大型道路や、自動車専用道路が必要かといえば、間違いなくいらない。渋滞がひどくて困るのであれば、人口密集地域への居住制限を加えればよい。田舎は土地がいっぱい余っているのに、人が来ずに道路が来る。夜の田舎の大型道路は野生の楽園だ。何をしているのだ??

渋滞を巻き起こす理由のひとつは、皮肉なことだが道路工事だ。片側車線規制がいたるところである。特に劣化を感じた箇所ならばわからないでもないが、まだ大丈夫な路面を剥がし、また貼り付けしている道路が数多くある。予算消化のための工事が渋滞を生み、アイドリングの車から二酸化炭素が排出される。何をしているのだ?

道路工事の会社に働く人たちの生活がある。だから、国がすべきことは、「もう、道路工事はあんまり必要でなくなりました。だから、道路工事の人たちに、別の雇用機会、もしくは別の業務を色々割り当ててあげましょう。何をしてあげましょうか?」といった政策立案だと思う。

公共工事の右肩上がりの伸びにより、戦後国内経済発展があった。右肩上がりがずっと続くものでないことは、小学生レベルでもわかるであろうに、未だに同じことを続けている。パイはないのに、無理やりトッピングする。

そして、挙句に考えた政策が、ガソリンから巻き上げちゃいなというものだ。ガソリンを下げることは、自分たちの懐が痛むかのようにヒステリックに世論を煽る。何をしているのだ?

まあいい、下がったから、その他のことはどうでもいい。ちょっと何かを見直したら~億円単位で予算が削減できる話しがポンポン飛び交う、お上の話はいまいち実感がない。それよりも、1回満タン給油して1000円くらい変わる話のほうが現実味があり大切だ。

噛み付きついでのもういっちょう。

中国の胡さんがGWらへんに来るみたいだが、今来たところで、日本にまともに話せる人がいるのかなと思う。チベットをぶいぶいいわせて、模造品を垂れ流しておきながら、世界の朕みたいな気分で来る人と、何を話すと言うのだろう?

何でもかんでも友好的にしていれば、ほとんどの相手とは上手くいくが、チャイナはそんなたまではない。同じ人間とはいえ、国家プロジェクトで敵を作り出す国だ。敵に対する憎悪を国のモチベーションにしている国のボスが来て、それに、「おいこらお前ら、最近ちょっとやりすぎちゃうか? もうちょい立場わきまえ~」と言ったら言ったで、またまた生卵が無駄に使われるし、機嫌とってよいしょしたら、本気で調子にのる。

今は、「ちょっとわてら、あんたがたのやり方に怒ってますねん。だから、謝罪の一言もかましてもらわな、今会っても意味ありまへんで!今回は来んといておくれまし」と、胡さんの来日自体を断って、軽くけんかを売ればいいと思う。膨張しても世界がつぶしてくれる。ちょっと冷やしてもらわんと、あまりに最近の彼らはきつい。

俺は中国が好きだ。世界史では中国史が1番好きだ。新婚旅行の時、ロンドンのヤンキーに、車から「ヘイ! チャイナ!」といちびり声を浴びせられた。俺はどう考えても中国的な遺伝子がある。それでも嬉しく感じた男だ。でも今の中国は好きではない。

俺は政治家が好きだ。官僚も好きだ。東京観光で国会議事堂と議員宿舎をくまなく見て歩いたほど好きだ。エスパーに睨まれても黒塗り車前で、競輪選手にかけるような声で声援を送った男だ。でも今の政治情勢を芳しく思わない。

色々批判はあるが、ガソリンが安くなれば、取りあえずは満足している。長期的なビジョンなんてどのみち我が国にはない。ならば、自分に利益がある事態が起こることだけをよしとするしかなくなる。悲しいが、今の現実だ。

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