2008年3月22日土曜日

やさぐれ日記

新中1と新高1だけ春期講習をして、その他の学年は体験週間と設定したわが塾。明日から始まる新年度に向けて、今日はしっかりリラックスをしようと思っていた。

朝、嫁を会社に送っていった。缶コーヒーを飲みながら、窓を開け、俺はスモーキング・・・。タバコが美味い時は体調が良い。午前中に家庭教師をすまし、昼前に帰路につく。またまた窓を開けてスモーキング。

今日はいい天気だったので、海辺にでも行って、ゆっくり読書でもしようかな~? 梁石日、白栄吉、五條英なんかをブックオフで仕入れていたので、読みながら、昼寝なんてのも雅だな~なんて思っていた。

タバコは相変わらず美味い。車窓の景色はけだるいが、花粉が飛びまくっている割には鼻もまだ生きている。すこぶる体調が良い。俺は朝、嫁を送っていく時に飲みかけていた缶コーヒーに手を出した。

一気にじゅるじゅると完飲!

「なんじゃこりゃ~~~~~!」えげつない苦味とどぶ水みたいな悪臭が鼻を突く。交差点の右折を待つ間にゲロッパ①・・・。後ろの運転手ビビッていたみたいだ。
交差点を曲がり、路肩に止めてゲロッパ②

朝、嫁を送っていく途中、確かにタバコを吸った。その記憶はあるのだが、車の灰皿を開けた記憶がない。空き缶を振ってみると、しゃわしゃわ~と何だか中で蠢く気配がある。吸殻だ。

生まれて初めてタバコ汁を飲んでしまった。タバコ汁のコーヒー割りだ。致死量に至るほどではないが、30CCは体内に入ったはずだ。不覚だ。

原因ははっきりした一方、ますます気持ち悪くなる胸。次の交差点で死にかけていたら、後ろからクラクションを鳴らされた。俺はドアを開け、後ろを睨み、ゲロッパ③

化け物を見たかのような目で怯えていたおばさん、悪く思うな。それどころではない。
病院の駐車場に止めて、ゲロッパ④と⑤.⑤には胃液が混じっていた。だいぶ出尽くしたか??? 

家に帰り、30分くらいすると、俺の強靭な胃は回復し、ラーメンを食した。とりあえず事なきを得た。そして反省タイム。

何がいけないかというと、まずは、空き缶を皿ハイにするというマナーだ。弁解ではないが、いつもいつも空き缶皿ハイをしているわけではなくて、ほんとのほんとに、たまたまなのだが、それで天罰が下った。

そして、何よりもタバコをいつまでも吸っていること事態が非常に良くない。嫁が隣にいるにも関わらず、間接喫煙をさせている。なんだかしょげてきた。

パソ前に座り、「喫煙」「嫌煙」「禁煙」といったテーマで検索してみると、出るわ出るわ。意思の弱さと気の弱さには自信がある俺だ。「これでばっちり禁煙!」といったコピーに気持ちが踊るほど、俺の意思は強くない。う~む・・・。

なんとなくネットサーフィンしていたら、ある嫌煙家の文章が目に付いた。完璧ではないが、ほぼ引用すると、

「非喫煙者にお聞きします。私達の周りの空気は、誰にも公平に与えられているものですよね? それが喫煙者のせいで、害されるなんてことが許されていいのでしょうか?分煙なんかしていてもだめです。空気の中に混じってしまったら、それは必ず私の体内にも入ってくるのですよ。喫煙者が許せません。」

俺はこれを読んだ瞬間、これを書いたであろうナオンに追撃メールをしてやろうかと思った。

公平な空気だ~~~?? それを言い出したら、車乗らない人にとって、車の汚す空気はどうなるねん! おどれ、そんなことちゃべちゃべ言うんやったら、クリーンルームで培養されとけ! ぼけ! 潔癖病! そんなお前に限って、くっさいくっさい香水つけて、空気汚してるんとちゃうんか?? あん?? 

気が弱いので追撃メールはしなかった。だから、ここで消化する。なんだか禁煙気分も吹き飛んだ。タバコが悪いであろうことはわかっているから、今の嫌煙ブームのご時世、多少迫害されることには慣れてきた。ただ、空気にまで嫌悪が及ぶと、それは喫煙家への虐待だ。

なんか、上記の文章を書いた奴の映像が浮かぶのだ。わかりやすい描写方法があるのだが、書くとトラブルを起こしそうなのでやめるが、ほんま、腹が立つ。
ビニールハウスに閉じ込めて、草いきれ嗅がしたろうか?? それとも俺の二酸化ガス??? どっちか選ぶが良い!!! 

クールダウン。 俺は大人だ。 でも、ぶつぶつぶつぶつ・・・。

タバコの煙を避けるのは健康のためであろうが、空気レベルで抵抗力を無くした奴は、どの道長生きは出来ないだろう。どんなデリケートやねん。俺は空気どころか、汁飲んだっちゅねん!

怒りに震えては鎮め、鎮めてはまた震え・・・とくり返しながら、『北朝鮮不良日記』・・・白栄吉を読んだ。なかなか痛快だ。1時間で読破。気分よく読んだのだが、読み終わってタバコを吸うと、またまためらめら~~~と目からビームが出そうになる。

ビームを外界に向けようと思い、窓から外を眺めると、綺麗なこと綺麗なこと・・・。穏やかに日々を過ごしたかったな~と自己憐憫し、無為に過ごした日々を空に向かって懺悔する。少しやさぐれ気分も溶けてきた。嫁を迎えに行く。

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